出版社内容情報
どこか違和感のあるその言葉、大丈夫!?
その語彙力、間違っていないか!?読めるけど書けない、書くとついつい間違ってしまう。一見やさしそうな言葉にも、いろいろ落とし穴はある。語彙力ブームの立て役者・山口謠司がうっかり間違いや勘違いしやすい数々の言葉をおもしろ解説。
「汚名挽回(汚名を取り戻す?)→名誉挽回、汚名返上」「魔天楼(魔物が棲む塔?)→摩天楼」「会費の徴集(お金を集めるから?)→徴収」「打撲症(打撲は病気?ケガ?)→打撲傷」「一抹の望み(いかにもそれっぽいけど)→一縷の望み」「古事紀・日本書記(悩ましい記と紀)→古事記・日本書紀」などなど、語源を踏まえた説明で、混乱しがちな使い分けもわかりやすい!著者ならではの教養・うんちく話も盛りだくさん!
楽しい4コマ漫画15本入り!
内容説明
どこか違和感のあるその言葉、大丈夫!?世にあふれる間違え語、勘違い語、トラップ語をチェックして語彙力をアップする!
目次
第1章 ついついやってしまう「間違い語」(除行運転―この道走るべからず!?;大判振る舞い―大判小判を気前よく!? ほか)
第2章 ちょっと恥ずかしい「勘違い語」(一段落―なにがダメなの?;とんでもございません―丁寧な言い方のつもり? ほか)
第3章 意味がわかれば安心な「とまどい語」(古事記/日本書紀―悩ましい「記」と「紀」;連携プレー―近距離か遠距離か? ほか)
第4章 丸呑みで覚えるに限る「ややこし語」(喧々諤々―喧々囂々と侃々諤々が合体!;大平洋―太西洋は?太洋州は? ほか)
第5章 似ているだけにひっかかる「トラップ語」(濡れ手で泡―ハンドソープの使い方?;耳触りな話―耳に触って気持ちいい話? ほか)
著者等紹介
山口謠司[ヤマグチヨウジ]
1963年、長崎県に生まれる。大東文化大学文学部准教授。博士(中国学)。大東文化大学大学院に学ぶ。1989年よりイギリス、ケンブリッジ大学東洋学部に本部をおいて行った『欧州所在日本古典籍総目録』編纂の調査のために渡英。以後、10年におよびスウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギー、イタリア、フランスの各国図書館に所蔵される日本の古典籍の調査を行う。その後、フランス国立社会科学高等研究院大学院博士課程に在学し、中国唐代漢字音韻の研究を行い、敦煌出土の文献などをフランス国立国会図書館で調査する。テレビやラジオの出演も多く、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、中日文化センターなどでも定期的に講演や講座を開いている。著書にはベストセラー『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、『日本語を作った男』(集英社インターナショナル、第29回和辻哲郎文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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detu
Yuki
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読書国の仮住まい
ken7ito