宗教はなぜ人を殺すのか―平和・救済・慈悲・戦争の原理

個数:

宗教はなぜ人を殺すのか―平和・救済・慈悲・戦争の原理

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865811759
  • NDC分類 160
  • Cコード C0095

出版社内容情報

邪宗徒は殺してよい、正法を守るための殺人は功徳、異教徒の死は神の栄光…宗教の本質を知ると、戦争と紛争が絶えない世界がわかる!宗教の本質がわかると、戦争と紛争が絶えない世界がわかる!

平和、愛、慈悲などをうたい、人を救うのは宗教である。だが同時に、暴力やテロ、殺人を犯すのも宗教である。一向一揆、十字軍など、洋の東西、時代を問わず、宗教は戦い、人を殺してきた。平和、愛、慈悲をうたう宗教が暴力と縁が切れないのはなぜか。宗教はやむなく戦い、人を殺してきたのか。それとも宗教のなかに暴力や殺人を肯定する論理や構造があるのか。宗教学者がイスラム教、ユダヤ教、キリスト教、仏教を横断的に考察し、知られざる宗教の実像に迫る!

【本書で扱う事例】
▼神とモーセによる暴力に満ちた『旧約聖書』
▼「多神教徒は殺してしまうがよい」と定めるイスラム教
▼ヒトラー暗殺計画に加担した高潔なキリスト教神学者
▼「空」の理論が殺人肯定を導く仏教 など

第1章 イスラム教――宗教の名のもとに戦う
第2章 ユダヤ教――暴虐に満ちた『旧約聖書』の世界
第3章 キリスト教――暴力を容認してきた愛の宗教
第4章 仏教――「空」がもたらす殺人肯定
終 章 宗教の陥穽

正木晃[マサキアキラ]
著・文・その他

内容説明

宗教の本質がわかると戦争・紛争が絶えない世界がわかる!邪宗徒は殺してよい、正法を守るための殺人は功徳、異教徒の死は神の栄光…慈悲と救済をうたう宗教の知られざる実像に迫る!

目次

第1章 イスラム教―宗教の名のもとに戦う(「聖典」とは何か;聖典が少ないセム型一神教、聖典が多い仏教 ほか)
第2章 ユダヤ教―暴虐に満ちた『旧約聖書』の世界(キリスト教、イスラム教に組み込まれたユダヤ教;「創世記」に記された最初の殺人 ほか)
第3章 キリスト教―暴力を容認してきた愛の宗教(福音書は直接の目撃譚ではない;開祖イエスは暴力を徹底否定した ほか)
第4章 仏教―「空」がもたらす殺人肯定(開祖ブッダは徹底的に暴力を否定;社会との絆を断つことを求める仏教 ほか)
終章 宗教の陥穽(聖典の重要性;モーセとムハンマド―セム型一神教の理想的な指導者 ほか)

著者等紹介

正木晃[マサキアキラ]
1953年、神奈川県に生まれる。宗教学者。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学、特に日本密教・チベット密教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

12
イスラム、ユダヤ、キリスト、仏教について救いの筈の宗教が何故人を殺すのかを扱う。結論を言えばそれを必然的に内包しているからとしか言えない。主に扱われてるのは〈なぜ〉ではなく〈どのように〉だが。前三者はセム型一神教と纏められるがそれらはどれも旧約聖書を聖典に取り入れていて、これが異教徒を殺すことを積極的に推進している。後の展開では邪宗の徒を殺すことによって救うのだと理屈付しているがいかにも取ってつけた牽強付会。仏陀の開いた原始仏教では何も語られていないがやはり後の展開である唯識や涅槃経ではそれがある。続く2019/02/14

チューリップ

2
タイトルの答えははっきり分かったわけではないけど4つの宗教について大まかな違いとかが分かったし難しくなかったので面白かった。日本の戦国時代のキリシタンの部分とか遠藤周作の小説のイメージで幕府に迫害されてそれでも信仰を貫いた、どちらかというと健気な人たちと思っていたけど実際は彼ら自身も仏教の人たちの村に攻撃して改宗迫って人殺してたりとか物騒な事していたんだなとちょっと見方変わった。信仰心が強いとは良くも悪くも人は過激になるのかなとか思った。2021/03/01

ジム

2
宗教はとにかく信じなければやっていけない。そこへきて、人が抱く疑いは外に向けさせられるからどうしたって争いは生まれる。だから宗教は疑いをどう許容するか、懐の深さが求められる。2019/01/08

Go Extreme

1
暴虐に満ちた『旧約聖書』の世界 人類最初の殺人 カインとアベル 神の子孫へのカナン付与の約束 神自身による殺人の記述 死刑に関する規定 石打ちの刑 敵対する民族を絶滅させよとの命令 暴力を容認してきた愛の宗教キリスト教 十字軍 同じキリスト教国への暴力 罪の赦免を授けられた教皇の権限 異教徒殺害は善行という論理 日本キリシタン時代の神社仏閣破壊 殉教者の不死身の身体という信仰 天国の永遠の至福と地獄の恐怖 魂は不滅 体は滅びるという論理 慈悲の実践としての度脱という修法 悪をなす者を降伏させる調伏2025/05/14

haruka

0
この世の神様は一人だけ2019/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13233223
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品