内容説明
近未来に文明崩壊&人類全滅のカタストロフィーは起こるのか!?地球は温暖化、それとも寒冷化!?アメリカ人が本気で恐れるイエローストーン大噴火!原子力や化石燃料に代わりうる夢の新エネルギー!遺伝子操作で世界平和が実現!?
目次
第1章 天変地異論―これからの地球はどうなる(地球は本当に温暖化しているのか?;イエローストーン大噴火で文明崩壊?)
第2章 大エネルギー論―世界のエネルギー事情最前線(衝撃の2003年、首都圏に原発のない夏があった!?;水素燃料電池が世界のエネルギー危機を救う!)
第3章 生物学者が見る「人間」(ほ乳類は「愛の動物」;ゆるしの技術“If I were you,”)
著者等紹介
長沼毅[ナガヌマタケシ]
1961年、三重県四日市市に生まれる。4歳からは神奈川県大和市で育つ。海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・独立行政法人海洋研究開発機構)深海研究部研究員、カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員などを経て、現在は広島大学大学院生物圏科学研究科教授。北極、南極、深海、砂漠など世界の辺境に極限生物を探し、地球外生命を追究しつづけている吟遊科学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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九曜紋
9
タイトルに謳われる「ヤバい」には二つの意味があって、一つは「それはマズイ!」という意味。もう一つは「それはスゴイ!」の意味。著者の専門は生物学だが、理科系の分野を横断的に網羅する知識と研究心はなかなかのもの。第1章「天変地異論」では主に地学、第2章「大エネルギー論」では主に物理と化学、第3章「生物学が見る『人間』」では生物学の知識を動員して最先端の科学の成果と未来展望を披瀝する。人類に明るい未来があるのか、それとも破滅が待っているのか、われわれの選択が明暗を分ける。頑張らねば。2017/08/09
FFM
5
火星移住計画にもアドバイザーとして参加している長沼先生の講演会風のタッチで書かれた内容で、非常に読みやすかった。哺乳類の話はなかなか面白かったです。2021/08/06
トランスマスター
0
大学院教授の書いた科学の解説本。一般人が、普段疑問に思っている科学の疑問や、地球規模のディザスターについて、池上彰さんのようなわかりやすい口語調での話で引き込まれます。読者からのQ &Aも必見です。2017/11/05
いとしん
0
自然、エネルギー、生命、の分野についての成り立ち、現在の問題、著者の考える解決策を、すごく簡潔に記述された本。この本の内容を元に、さらに興味のある分野を深掘りするのが良さそう。中高の子供に読ませたい本。2017/08/29