内容説明
今年度の「関西経済白書2022~アジア太平洋と関西~」ではPart1で「世界秩序の歴史的転換点」、Part2で「コロナ禍でみえてきた関西の役割と今後の挑戦」という2つのテーマを携えた。また昨年同様にPart3として、新型コロナウイルス(以下、COVID‐19)に対する日本と世界主要国の対応状況をクロノロジーとしてまとめるとともに、今回より新たに大阪・関西万博の状況をクロノロジーとしてまとめている。Part1では、COVID‐19、ロシア・ウクライナ戦争、環境、人権などの問題により世界が歴史的転換点に立つ状況において、アジア太平洋地域が直面する課題と展望について考察している。Part2では、関西経済の現況のマクロ分析を行い、課題と展望について考察している。また関西の観光業の動態を振り返りつつ、観光地域づくりについても分析している。さらに大阪・関西万博の経済波及効果について、新たに作成した2015年関西地域間産業連関表を用いて示した。このように本書では、今年度も様々な視点から、アジア太平洋と関西の未来を築くヒントを織り込んでいる。アジア太平洋と関西経済の発展に関わるすべての方に、是非活用いただきたい。
目次
1 世界秩序の歴史的転換点(アジア太平洋地域を巡る2022年の主要論点;アジア地域の主要課題)
2 コロナ禍でみえてきた関西の役割と今後の挑戦(日本・関西経済の回顧と予測;関西経済の課題と展望 ほか)
3 Chronology(COVID‐19 Chronology;EXPO 2025 Chronology)
4 資料編(データで見る関西;各種年表)