感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっきー
14
⭐3 今まで気になっていたが敬遠してきたシモーヌヴェイユの一般向け解説書で分かりやすくて良かった、熱心な教育者であり、バガヴァットギーターを人生の指針とし、鈴木大拙を読んでいたということは全く知らなかったが、これらは以前読んだこともあったので共感して読めた、シリーズ1冊目の犠牲の思想の方も読んでみたい2024/04/27
amanon
7
ヴェイユとキリスト教…とりわけ晩年のペラン神父との交流についての記述が希薄なのが、個人的に物足りなかった。その反面、これまであまり取り上げられてこなかった、教育者としてのヴェイユやヴェイユの恋愛及び性愛観、それに食事との関係について詳述されているのは、かなり興味深く読めた。特に食事に関しては、禁欲を貫いたという印象が強かったのだが、食事を楽しむ傾向がかなり強かったというのは、意外であるのと同時に新たな発見でもあった。また、生徒に寄り添い、独自に考えることを促す教育法は、今の日本とは真逆だと痛感した。2024/04/20
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- 和書
- 法の理論 〈24〉