内容説明
劇作家、演出家、そして能楽プロデューサーとして、伝統芸能と現代演劇を繋ぐ実践の中で掘り下げてきた、“いのちの根源にあるもの”としての芸能を描く!神楽から雅楽、能・狂言、人形浄瑠璃、歌舞伎など中世から近世の古典芸能と、現代演劇や音楽、そして風土に根ざした芸能とともに中国や西洋からの影響が併存し、多様な芸能世界を構成している、日本の芸能の力とは何か。
目次
第1部 芸能のはじまりから中世まで(芸能のはじまり;日韓芸能交流の現場;雅楽の世界;翁猿楽への道;脇能・修羅能・鬘能;能と狂言の表現方法;伝統と現代)
第2部 近世から現代まで(近世への架け橋;中世から近世へ;歌舞伎と浄瑠璃の時代;三大浄瑠璃とその後;歌舞伎の多様性;現代へ)
著者等紹介
笠井賢一[カサイケンイチ]
1949年生。銕仙会(能・観世流)プロデューサーを経て、アトリエ花習主宰。演出家・劇作家として古典と現代を繋ぐ演劇活動を能狂言役者や現代劇の役者、邦楽、洋楽の演奏家たちと続ける。玉川大学芸術学部、東京藝術大学美術学部の非常勤講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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