内容説明
描いて、書いて、描いた。「戦争」の惨禍を伝えるために膨大な「絵」と「詩」を描き続けた詩画人の素顔。広島に生まれ、満洲へ従軍、苛烈なシベリア抑留を経て帰国するも、最愛の弟の被爆死に直面、以後、戦争の惨禍を伝えるため、「辻詩」、ポスター、絵本『おこりじぞう』、「市民の手で原爆の絵を」の運動などに、その絵筆と言葉の力を惜しみなく注ぎ続けた画家であり詩人、四國五郎(1924‐2014)。家族の視線から、その軌跡をたどり、素顔に迫る画期作。
目次
第1章 神童と呼ばれた少年
第2章 「戦争体験」―軍隊 ソ連軍との死闘
第3章 「戦争体験」―シベリア抑留
第4章 「戦争体験」―原爆 弟の被爆死
第5章 戦後広島での表現活動―「反戦平和」を描く決意
第6章 「表現」することの意味
第7章 ヒロシマを描く
第8章 「市民の手で原爆の絵を残そう」
第9章 「戦争の記憶」をつなぐ
第10章 素顔の父
第11章 晩年、そして死
終章 終わらぬ旅
著者等紹介
四國光[シコクヒカル]
1956年広島市生まれ。四國五郎長男。早稲田大学第一文学部卒業。(株)電通入社。マーケティング局局長、ビジネス・ディベロップメント・センター局長、(株)電通コンサルティング取締役兼務。2016年(株)電通定年退社。職業潜水士。NPO法人吹田フットボールネットワーク設立代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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