出版社内容情報
ドミニク・デザンティ[ドミニクデザンティ]
著・文・その他
持田 明子[モチダアキコ]
翻訳
内容説明
リストの愛人でありヴァーグナーの義母、パリ社交界の輝ける星、文筆家ダニエル・ステルンとしても活躍したマリー・ダグー。約500人(ユゴー、バルザック、ミシュレ、ハイネ、プルードン他多数)との交流など、百花繚乱の19世紀パリ文化・政治・思想界群像を鮮やかに浮彫る。サロン主宰者として文化を育み、文筆を通して社会を見つめた19世紀の女性。
目次
はじめに なぜ今、マリー・ダグー=ダニエル・ステルンを?
第1部 重大な帰還(帰って来る…でも、どこへ;新聞界のナポレオン;ダニエル・ステルン ほか)
第2部 一八四八年(二月の突風とあられ;共和主義の女性たちと、闘いの終り)
第3部 苦悩と栄光(ローズ館の招待客たち;母であることの重圧と歓び)
著者等紹介
デザンティ,ドミニク[デザンティ,ドミニク] [Desanti,Dominique]
1914‐2011年。歴史家、ジャーナリスト、作家。フロラ・トリスタン、ローザ・ルクセンブルク等、歴史に名を刻んだ女性の評伝を手がけた
持田明子[モチダアキコ]
1969年、東京大学大学院博士課程中退。66~68年、フランス政府給費留学生として渡仏。九州産業大学名誉教授。専攻はフランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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