出版社内容情報
村上 紀史郎[ムラカミキミオ]
著・文・その他
内容説明
前田家当主、侯爵、そして陸軍軍人…。3つの立場を背負い近代日本を生きる。“百万石”の加賀前田家の歴代当主のうち、ただ一人、分家からの養子として家を継いだ16代前田利為。華族、侯爵という立場を背負いつつ、陸軍軍人として二つの大戦の現場に立った利為の、国内外に亘る驚くべき交友関係と異色の業績、そして、明治から昭和の荒波の中で前田家の舵取りに尽した手腕に初めて迫る。
目次
序 築地本願寺で盛大な陸軍葬
第1部 侯爵と陸軍軍人と 1900‐1923(本家の養子;軍人と侯爵の間;半中尉・半侯爵;東伏見宮に従って国王ジョー五世に謁見;パリの侯爵夫妻;皇太子と皇族と)
第2部 震災からの再生、再婚、新生活 1923‐1931(関東大震災と陸軍;利為の再婚;イギリス駐在武官;転換点のロンドン海軍軍縮会議;近衛歩兵第二連隊から参謀本部へ)
第3部 泥沼の日中戦争のなかで 1931‐1937(満州事変の裏側;上海事変と満州事変;長男の結婚;歌会始と永田鉄山の死
著者等紹介
村上紀史郎[ムラカミキミオ]
1947年東京生まれ。『TBS調査情報』の編集を経て、現在フリーランスのエディター、ライター。文学、美術、建築、映画、ワイン、料理などの編集を主に手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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