目次
はじめに―人類の左半身に現れた異変
美術編 「アシンメトリ現象」から見た美術(美術家が見つけた人体の「アシンメトリ現象」;ミロのヴィーナスはなぜ左右非対称なのか;古代アンデス文明に刻まれた「アシンメトリ現象」;ミイラになりたかった鑑真 ほか)
医学編 「アシンメトリ現象」から見た医学(ヒポクラテスの遺言;「アシンメトリ現象」による発痛作用;美術家が見たがんの夢ものがたり;宇宙ではいつから左が生まれたのか ほか)
おわりに―幼いころに見た世界
著者等紹介
花山水清[ハナヤマスイセイ]
美術家。元武蔵野美術大学非常勤講師。1956年北海道生まれ。1979年武蔵野美術大学油絵科卒業後、売絵制作のかたわら土木作業、季節労働、高校の美術教師、着ぐるみ劇団の端役、喫茶店経営などの後、友人とTV番組やCMの特殊美術制作の会社を設立。「平成教育委員会」や「どうぶつ奇想天外!」などを担当。経営は順調だったが、実業界での生き方をリセットすべく1995年インドへ移住。しかし南印の酷暑で極度の栄養失調に陥り、幾度も生死の境をさまよった末に1年ほどであえなく帰国。現地で覚えたオイルマッサージで糊口をしのいでいるとき、人体の左半身に現れる異常な現象を発見。以後25年間、その原因解明と解消の研究に没頭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とりもり
2
印象的なタイトルに惹かれて読んでみたが…。前半は人体は決して左右対称ではないということを、ミロのヴィーナス、古代アンデス文明の土器、モナ・リザ、ダヴィデ像などを通して分析する。この辺の「アシンメトリ現象」は面白いが、途中から背骨の歪みが万病の元みたいな内容になり、特に「アシンメトリ現象」が引き起こすらせんが様々な症状の原因ではないかという記述に至っては、もう牽強付会と言わざるを得ない。科学的に突っ込みたいところは多すぎるが、それを措いてもエビデンスがなさすぎてトンデモ理論の域を出ないかと。★☆☆☆☆2023/07/16
takao
1
ふむ2024/12/23