内容説明
ニーチェは、幼少期において熱烈なキリスト教徒であった。にもかかわらず、彼が「ニーチェ」へと離陸したのは、この己の思想的過去を痛烈かつ徹底的に自己批判し、超克する試みを為すことによってであった。21世紀、ますます重要性を増すニーチェ思想の核心を抉り出す。
目次
第1部 ニーチェ―ショーペンハウアーの最大の「弟子」にして「反逆者」(『悲劇の誕生』と『偶像の黄昏』とのあいだ;単独者ニーチェ―拙著『“想像的人間”としてのニーチェ』から;『ツァラトゥストラ』における救済思想;ニーチェにおける「仏教」の問題位置―三つの“問題系”;暴力主義的生命観―「生への意志」とは「権力への意志」なり)
第2部 ニーチェへの照明(『道徳論手帳』におけるサルトルのニーチェ批判について;ニーチェとヴェーバー―ルサンチマン論をめぐって;ジンメル『ショーペンハウアーとニーチェ』への批評(抄録)
仏教とニーチェ)
著者等紹介
清眞人[キヨシマヒト]
1949年生まれ、早稲田大学政経学部卒業、同大学院文学研究科哲学専攻・博士課程満期修了。元、近畿大学文芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。