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内容説明
“あしなが運動”五十年の歴史を遺児たちの作文から問いかける!!親を突然奪われた子らの精いっぱいの抗議の声が本書の隅々に木霊する!
目次
第1章 なくなってしまえ車―交通遺児の声
第2章 恩返しをしたい―災害遺児の声
第3章 黒い虹―阪神・淡路大震災遺児の声
第4章 お父さんがいるって嘘ついた―病気遺児の声
第5章 自殺って言えなかった―自死遺児の声
第6章 お父さんの顔―東日本大震災遺児の声
著者等紹介
玉井義臣[タマイヨシオミ]
1935年、大阪府生まれ。大学卒業後、経済ジャーナリストとしてデビュー。母親の交通事故死から被害者の救済問題を提起し、日本初の「交通評論家」として活動開始。69年に財界重鎮・永野重雄氏と民間ボランティア団体「遺児を励ます会」等の協力を得て「財団法人交通遺児育英会」を設立、専務理事に就任するも、94年、同育英会への官僚天下り人事に抗議する形で専務理事を辞任。その後、災害、病気、自死遺児など全ての遺児の支援のために新たに「あしなが育英会」を設立し、副会長に就任。98年、会長に就任。現在は支援の対象を国内に止めず、世界の極貧地アフリカのサブ・サハラ49カ国から優秀な遺児を毎年1国1人選抜し、日本と世界の有数大学に留学させ、帰国後国づくりに参加させ、ひいては世界の貧困削減につなげる「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」に邁進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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めっちー
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過去に何度か出版された、事故・病気・自殺・震災等で遺児になった子どもの作文集を編集して加筆した本。遺児の為のあしなが運動のきっかけから現在までの流れを書いてある。遺児が作文を読んでいるシーンがテレビで流れたのがきっかけであしなが運動に注目が集まり、無関係のボランティアの助け等を得て人生を歩んでいく。あしなが運動のおかげで進学できた子どもが今度は助ける側に周るのが胸が温かくなる。子どもの作文はどれを読んでも胸をえぐられるが、自殺で亡くなると自責の念に駆られる子供が沢山いて、悲壮さを増している。幸せを祈りたい2021/10/26