内容説明
『海』『山』『虫』『鳥』『女』…150年前に、地球史の視野をもつ稀有な歴史家がいた!地球史的視野をもつ稀有な歴史家の全貌を明かす日記、本邦初訳!
目次
一八三〇年(ミシュレ32歳)
一八三一年(33歳)
一八三三年(35歳)
一八三四年(36歳)
一八三七年(39歳)
一八三九年(41歳)
一八四〇年(42歳)
一八四一年(43歳)
一八四二年(44歳)
一八四三年(45歳)
一八四四年(46歳)
一八四五年(47歳)
一八四六年(48歳)
一八四七年(49歳)
一八四八年(50歳)
著者等紹介
ミシュレ,ジュール[ミシュレ,ジュール] [Michelet,Jules]
1798‐1874。フランス革命期、貧しい印刷業者の一人息子としてパリで誕生。独学で教授資格(文学)を取得し、1827年にエコール・ノルマルの教師(哲学と歴史)。ヴィーコ『新しい学』に触れて歴史家になることを決意して、その自由訳『歴史哲学の原理』を出版。1838年、コレージュ・ド・フランス教授に就任した。二月革命(1848)では共和政を支持。しかし、ルイ=ナポレオンの台頭によってそのすべての地位を剥奪された。パリ・コンミューンの蜂起(1871)に触発されて『19世紀史』に取りかかりながらも心臓発作に倒れた。ミシュレの歴史は19世紀のロマン主義史学に分類されるが、現代のアナール学派(社会史、心性史)に大きな影響を与えるとともに、歴史学の枠を超えた大作家として、バルザックやユゴーとも並び称せられている
大野一道[オオノカズミチ]
1941年生。1967年東京大学大学院修士課程修了。中央大学名誉教授。専攻はフランス近代文学
翠川博之[ミドリカワヒロユキ]
1968年生。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。東北学院大学准教授。専攻はフランス現代文学およびフランス現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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