感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしよし
0
映像で、『屋根の上のバイオリン弾き』を見て、20年も主役を続けられたエネルギーは何だろうと知りたくなった。森繁自伝を読み、やはり心は満州にあったのかと確信した。終戦後、錦州の収容所で勤労奉仕をしている。「物好きな森繁さん」と言われながら、人々に風呂を使わせてあげ、最後の引き揚げ船が出るまで、世話をした。大陸的なモノの考え方をし、求められれば体力以上の仕事を入れてしまう。大陸で散った多くの魂が、自分の背を押してくれているという信念があった。すべでが、満州を基準にしてあった。日本の国境が満州周辺にあった。2023/11/14