出版社内容情報
省農薬ミカン、合成洗剤、琵琶湖汚染、アラル海消滅、フクシマ……。
農薬の害と植物の病気に苦しむ農家とともに省農薬ミカンづくりと被害者裁判に取り組み、「表面のきれいなもの、大きさの画一なもの」を求める消費者の意識から変えようと生協(エル・コープ)を立ち上げた京大教授がいる。琵琶湖畔に生まれ、琵琶湖汚染からアラル海消滅問題に関わり続ける。常に「下流から」の目線をもち続け、大学に身をおき、農家に寄り添う。環境問題活動家の中でも、関西での中心的存在の半生記。
石田 紀郎[イシダノリオ]
著・文・その他
内容説明
農薬の害と植物の病気に苦しむ農家とともに省農薬ミカンづくりと被害者裁判に取り組み、「表面のきれいなもの、大きさの画一なもの」を求める消費者の意識から変えようと生協を立ち上げた京大教授がいる。琵琶湖畔に生まれ、琵琶湖汚染、アラル海消滅問題に関わり続ける。常に「下流から」の目線で、大学に身をおき、現場に寄り添う―公害、環境と社会の問題に取り組み続ける半生記。
目次
1 農学から公害現場へ
2 公害原論を考える
3 琵琶湖は琵琶湖を汚さない
4 ミカンに育てられて
5 公害被害地から自分の街で
6 アラル海の環境改変に学ぶ
7 今、市民環境研究所で
著者等紹介
石田紀郎[イシダノリオ]
1940年生まれ。63年に京都大学農学部卒業。同学部助手、助教授を経て、京都大大学院アジア・アフリカ地域研究科教授に。03年に退官した後、NPO法人「市民環境研究所」を設立し、代表理事に就任。その後、京都学園大学バイオ環境学部教授を兼任し、同職を10年4月まで務め、その後人間環境大学特任教授を12年3月まで務めたのち無職となる。40年来、公害や環境・農業問題を中心に、市民運動など幅広い分野で活躍中。90年からアラル海問題に強い関心を抱いており、カザフスタンには毎年渡航している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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