出版社内容情報
19世紀随一のトリックスター、決定版評伝!
写真、カリカチュア、気球、地下世界などメディアとテクノロジーの先端を駆けぬけたその破天荒な生涯と、驚異的な交遊関係から、人類の世界認識が目覚ましく変容した時代相とその変容に直面した知識人たちの素顔をつぶさに描く。
★写真 250点
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
フランスの肖像写真家。福沢諭吉も写した。 (著作)パリ 都市の記憶を探る、フランス的思考 野性の思索者たちの系譜2018/01/17
ありさと
0
「写真を撮る」ことは「ソフトな殺人」(スーザン・ソンタグ)、また「見る」ことは「見られる」ことであるのを念頭に、19cパリを生きた写真家ナダールの生涯とそこに関わった人々を追う伝記。2019/01/28
azur
0
連休に読むには程よい長さで、内容も難しすぎず、充実した読書になった。他方、19世紀仏文学研究の大御所2人が、それぞれが準備中の仕事を互いに知らぬまま、ほぼ同時期に同じ人物のバイオグラフィーを出版したことは、縮小傾向が止まらないこの業界にとってはロスなのではないか。たいていの人はどちらか1冊読めば足りると考えるはずだから。2019/05/02
kana0202
0
ナダールの人生を丁寧に追っていくことで19世紀パリの文化があかに繁栄していたかがとてもよくわかる 読みやすく、さらなる読書を求めたくなるとても良い評伝だと思う もう一回読みたいけど長いね。今度時間があるときに。2019/01/29