内容説明
1953年に初演され、現代演劇に決定的な影響を与えた『ゴドー』。本人による数百か所の台本改訂と詳細な「演出ノート」―。ベケットがアップデートし続けた『ゴドー』の神髄とは何か?
目次
第1部 『ゴドーを待ちながら』の誕生(『ゴドーを待ちながら』とサミュエル・ベケット;『ゴドー』が与えた衝撃;「ゴドー」を「待つこと」をめぐって)
第2部 ベケットが演出した『ゴドーを待ちながら』(演出家ベケットが遺した「演出ノート」;美しさと対照のバランス;バレエのような動き;せりふの音楽性とコメディ要素)
第3部 『ゴドーを待ちながら』の今日性(戦争の記憶の先に;忘却のかなたから)
著者等紹介
堀真理子[ホリマリコ]
1956年東京生まれ。青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得済退学。ロンドン大学MA(演劇学)。2000年度プリンストン大学客員研究員。現在、青山学院大学経済学部教授。専門は英米文学・演劇学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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