出版社内容情報
生前最後の遺作! 〈上田史学〉の軌跡を自らたどる。
常に朝鮮半島、中国など東アジア全体の中で日本古代史の実像を捉え、様々な学問との横断を辞さず、差別に抗する歴史観を構築してきた自らの古代史研究の足どりを、つぶさにたどり直す。先月急逝された上田正昭氏(1927-2016)が渾身の力で生前に準備した最後の著作。
上田正昭[ウエダマサアキ]
内容説明
先日急逝された上田正昭氏が、渾身の力で生前に準備した、最後の書き下ろし。常に朝鮮半島、中国など東アジア全体において日本古代史の実像を捉え、差別に抗する歴史観を構築してきた自らの人生の足どりを、研究生活七十年を経て、つぶさにたどり直す。
目次
第1章 人権問題の考察
第2章 中央史観の克服
第3章 生涯学習・女性学と世界人権問題研究センター
第4章 研究史七十年
第5章 朝鮮通信使と雨森芳洲
第6章 海外渡航
著者等紹介
上田正昭[ウエダマサアキ]
1927年兵庫県生。日本史学者。専門は古代日本・東アジア史、神話学。1950年京都大学文学部史学科卒業。京都大学教授・名誉教授、大阪女子大学学長、世界人権問題研究センター理事長、姫路文学館館長、高麗美術館館長、島根県立古代出雲歴史博物館名誉館長、中国西北大学名誉教授、中国社会科学院古代文明センター学術顧問などを歴任。大阪文化賞、福岡アジア文化賞、松本治一郎賞、南方熊楠賞、京都府文化特別功労者、京都市特別功労者。勲二等瑞宝章、韓国修交勲章。2016年3月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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