出版社内容情報
日本の山の死活は、日本人が木を使うかどうかにかかっている
集成材の進化により、伝統的木造建築のみならず、都市と建築のなかに幅広く「木」を活かす方法が大きく進化した今、身近な住環境から災害対策・自然環境・エネルギーなどの国土論まで大きな影響を及ぼす「木」とその活用をめぐって、建築・都市・林業・環境など各領域の専門家が集結した総力特集!
【著者紹介】
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内容説明
現在、日本では第二次世界大戦後に植林した人工林が伐採期を迎え、豊富な林産資源を生かす好機にあるにもかかわらず、外材輸入に押され、国産の木は充分に活用されていない。林野庁の「木づかい運動」、林業界の「ウッドファースト」宣言など、「木」の活用を推進する動きがあるなかで、今、我々は「木」にどう向き合うべきか。山/木/建築を結び、「木造の未来」を問う!
目次
総論 ウッドファーストを進めよう
座談会 日本人にとって「木」とは何なのか?―日本の山・木・建築はどうあるべきか
1 日本人と木の家
2 木の家の良さ
3 適材適所の「木の建築」
現代建築家と「ウッドファースト」
4 山を生かし、里を生かす
座談会 「木」からの地方創生―日本を元気にするために