出版社内容情報
「フランス憧憬」が育んだ近代日本文学の系譜
明治から大正そして昭和に向けて、文語から口語へと日本の文学が転換していく中で、フランスから脈々と注ぎ込まれた都市的詩情とは何だったのか。その媒体となった画文交響の雑誌「明星」と、キーパーソンとしての“編集者”与謝野鉄幹、そして、上田敏、石川啄木、北原白秋、永井荷風、大杉栄、堀口大學らの「明星」をとりまく綺羅星のごとき群像を通じて、「フランス憧憬」が生んだ近代日本文学の系譜を描く。
山田登世子[ヤマダトヨコ]
著・文・その他
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ2022/03/21
さく
0
上田敏の訳詩集、積読したままなのを思い出した。読まねば。2016/03/10
yumicomachi
0
日本の近代文学史を「フランスかぶれ」という視点から読みといていてとても興味深かった。美麗な図版もたくさん。『海潮音』や『月下の一群』などを読みたくなった。2016/03/01
miyagi
0
上田敏博士 ・へるん先生に帝大時代薫陶を受けてる(論文審査等) ・m41、パリにて永井さんと敏センセ会ってる(書かでもの記) ヤナガワ龍之介(黒歴史)のやつ→「文芸的な、あまりに文芸的な」 ・キタハラ「片恋」のうた、永井さんが絶賛 2018/10/03