大石芳野写真集 戦争は終わっても終わらない

個数:

大石芳野写真集 戦争は終わっても終わらない

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865780352
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

日本の戦争の傷痕を超えて――戦後70年記念
ベトナム、カンボジア、コソボ、アフガニスタン、ラオス、広島、沖縄、福島など、国内外で戦争・災害に直面した人びとの姿を正面から撮影してきたフォトジャーナリスト、大石芳野。40年に渡るその活動の中で、日本の戦争が残した傷痕と、苦しみながらも不屈に生きる人びとに焦点を当てた作品約200点を集成した決定版。
-----

 はしがき――不屈の人びと
長 崎
広 島
言問橋――東京大空襲
国境の外で
ピンファン――七三一部隊
ハルビン――中国残留婦人
ソウル――従軍慰安婦
パプアニューギニア――南方戦線の痕跡
沖 縄
 あとがき

【著者紹介】
●大石芳野(おおいし・よしの) 東京都出身。写真家。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、ドキュメンタリー写真に携わり今日に至る。戦争や内乱、急速な社会の変容によって傷つけられ苦悩しながらも逞しく生きる人びとの姿をカメラとペンで追っている。2001年土門拳賞(『ベトナム 凜と』)、2007年エイボン女性大賞、同年紫綬褒章ほか。

内容説明

ベトナム、カンボジア、コソボ、アフガニスタン、ラオス、広島、沖縄、福島など、国内外で戦争・災害に直面した人びとの姿を正面から撮影してきたフォトジャーナリスト、大石芳野。40年に渡るその活動の中で、日本の戦争が残した傷痕と、それに苦しみながらも不屈に生きる人びとに焦点を当てた作品192点を集成した決定版。

目次

長崎
広島(胎内被爆;大久野島;第五福竜丸)
東京大空襲(言問橋;同潤会アパート)
国境の外に(七三一部隊;中国残留婦人;コリアン従軍慰安婦;ニューギニア戦跡)
沖縄

著者等紹介

大石芳野[オオイシヨシノ]
東京都出身。写真家。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、ドキュメンタリー写真に携わり今日に至る。戦争や内乱、急速な社会の変容によって傷つけられ苦悩しながらも逞しく生きる人びとの姿をカメラとペンで追っている。2001年土門拳賞(『ベトナム 凛と』)、2007年エイボン女性大賞、同年紫綬褒章ほか。『無告の民 カンボジアの証言』(岩波書店、1981年。1982年日本写真協会年度賞)。『夜と霧は今』(用美社、1988年。1989年日本写真協会年度賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

20
渾身の力がこもった素晴らしい肖像写真。人々の目にうつるものは、生き残ったことへの誇りだったり、怒りだったり、大切なものを奪われた悲しみだったりする。戦争は決してこの人たちには終わっていない。国同士がいかに解決したと言い張っても、体で体験した苦しみは決して終わらないのだ。私たちは終わらない、を終わらすことができるだろうか?むなしい気持ちで眺める瞬間もあった。どんなに美しい大義名分があろうとも女性として、母親としてどうしても許せない無駄で残酷な行為がある。世の業にうなされた。秀逸。2016/03/26

kamakama

15
第二次世界大戦の時代に戦禍の辛酸をなめた市井の人々の肖像写真の数々。長崎、広島、沖縄、そして東京で、原爆や空襲の被害にあい日常を破壊され、味方と信じていた軍隊からまで迫害を受けるという最悪の経験を語る彼らの眼差しが見る者を射る。一気に心臓を突き通すような彼らの瞳にたじろぎ、写真という表現形式の強烈な威力を思い知った。2015年に出版された本なので、ここに載せられているかなりの方達がすでに鬼籍に入られているだろう。彼らの反戦と平和への思いを引き継ぐのはこれからの我々の世代だが、今の世界を思うと辛いし苦しい。2025/06/16

大西正志

5
アジア太平洋戦争を生き延びた人々の今を捉えた写真集。戦争の惨禍を記録するだけでなく、戦後を「不屈」に生き抜いてきた人々を写しだしている。心につきささる人々の顔が、癒されない傷と長い人生を訴えてくる。 ヒロシマ・ナガサキなど戦争の被害者だけではなく、日本に加害者としての責任が問われ続けるアジアの人々、従軍慰安婦や中国の人々も多く掲載、正面から読者を見つめる顔を忘れてはならないと訴える。2019/06/26

猿田彦

4
加害も被害も含め、日本がかかわった戦争の時代を生きた人が被写体になっている。撮影時すでに高齢になっている人々の身体に残された傷跡。見えるところに傷はなくても、心の奥に隠したつもりの傷。ずっと、戦争体験を語らないでおこうと決めたものの、自分が語らなければ後がないと体験を伝えることを決意した人、最期まで黙って死んでいこうと決めた人。戦後のどんな生活が、戦争を語る語らないを選ばせたのだろう。七三一部隊の石井志朗軍医中将は戦後、人体実験のデータをアメリカに渡すことにより戦犯を免責され医薬会社を設立したとある。→2023/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9801418
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。