ヨーロッパは中世に誕生したのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 509p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865780017
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「ヨーロッパの誕生」を知ることなくして、「ヨーロッパ」を理解することはできない!
現代われわれが考える「ヨーロッパ」は、いつ、いかにして生まれたのか?
アナール派を代表する中世史の泰斗が、四世紀から十五世紀に至る「中世」十世紀間に、古代ギリシア・ローマ、キリスト教、労働の三区分などの諸要素を血肉化しながら、自己認識として、そして地理的境界としての「ヨーロッパ」が生みだされるダイナミックな過程の全体像を明快に描く、ヨーロッパ成立史の決定版。
●英仏独西伊5か国共同企画

内容説明

現代われわれが考える「ヨーロッパ」は、いつ、いかにして生まれたのか?アナール派を代表する中世史の最高権威が、4世紀から15世紀に至る「中世」10世紀間に、古代ギリシア・ローマ、キリスト教、労働の三区分などの諸要素を血肉化しながら、自己認識として、そして地理的境界としての「ヨーロッパ」が生みだされるダイナミックな過程の全体像を明快に描く、ヨーロッパ成立史の決定版。

目次

序章 中世以前
第1章 胚胎するヨーロッパ―四世紀から八世紀
第2章 流産したヨーロッパ―八世紀から十世紀
第3章 空想のヨーロッパと潜在的ヨーロッパ―紀元千年
第4章 封建制ヨーロッパ―十一世紀から十二世紀
第5章 都市と大学の「黄金期」ヨーロッパ―十三世紀
第6章 中世の秋、あるいは新時代の春?

著者等紹介

ル=ゴフ,ジャック[ルゴフ,ジャック] [Le Goff,Jacques]
1924‐2014。中世史家、『アナール』編集委員。南仏のトゥーロン生まれ

菅沼潤[スガヌマジュン]
1965年東京都生まれ。フランス近代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

12
一般向けに書かれたヨーロッパ中世社会文化史の概説。著者はつい最近亡くなったアナール学派最後の重鎮ジャック・ル=ゴフ。のちのヨーロッパを形成した様々な要素が、中世、とくに12世紀以降に誕生したのだ、ということをざっくりと書いている。ヨーロッパ人の読者を想定しているが、訳注が大変充実しているため、それらを丁寧に読んでいけば中世ヨーロッパに疎い日本の読者でも楽に読めるとおもう。専門的なレベルでは、新しいことや深いことはほとんど書いておらず、アナール学派以降の通説を確認するのに使えそうな程度、といっていいかと。2015/03/12

takao

4
中世へ伝えられた4つの遺産(ギリシア:英雄、ローマ:言語、建築、法律、キリスト教、インド=ヨーロッパ語族の3機能イデオロギー:司祭、戦士、労働者、聖書:初期キリスト教)、ヨーロッパ生成(4-8世紀:胚胎時期、8-10世紀:カロリング朝、11-13世紀:封建制、13世紀:都市、大学、大聖堂、14-15世紀:揺さぶり)2018/01/14

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

3
西欧が西欧である所以を西欧の知の巨人が解説しましたという一冊。流石にアナール学派。中世ヨーロッパのイメージに触れることは出来るが、論旨を追うのが難しい。恐らく読解のポイントは2つ。まず、ル=ゴフの「長い中世」という歴史観。一般の西洋史が15世紀を中世から近代への転換点と位置づけるのに対し、ル=ゴフは独自の歴史観で18世紀末までの社会変化を捉えようとしている=「ルネサンス」という史観へのアンチテーゼ。また、「長い中世」における他者(異教徒)との邂逅を通じてキリスト世界が立ち現れてくるイメージ。この二点。2020/01/04

ウラー

1
あまりに多くの論点を取り上げているため、一つ一つが曖昧で、ほとんど記憶に残らなかった。ヨーロッパの一つの国の事柄を指摘して、それをもって「◯◯のヨーロッパだ」と言っていくのは適当なやり方ではないと思う。たとえそこに記述の前提となった研究があり、記述は誤りでないとしても、不誠実で傲慢な印象を与える不適切な表現方法だ。p205の癩病についての記述は興味を惹いた。「肉体は魂のイメージであると考えるこの社会で、癩病は罪の印として現れるのだ。」これは日本のハンセン病対策にも影響したのだろうか。2019/08/25

児玉

0
J.ル=ゴフ氏の大著 ヨーロッパの誕生について、通史と教会史、都市など、広い観点からタイトルの疑問について述べている 本書のヨーロッパの刊行時期が2000年代前半とあってか、フランク王国とヨーロッパ連合を交えた記述が多い 内容は基本的に一般向けで書かれているため、読みやすい2015/02/11

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