目次
日本の自殺の現状
どんな理由で自殺に追い込まれるのか
なぜ自殺予防が必要なのか
自殺予防の実際
ゲートキーパーとは
「死にたい」という人への対応
誰かの悩みを聴く
自殺未遂時の家族・支援者のケア
リストカットを繰り返す人の理解
死別を体験した人への接し方
自殺予防教育
地域でできる自殺予防
著者等紹介
〓橋聡美[タカハシサトミ]
1968年鹿児島生まれ。鹿児島県立加世田高校卒。東北大学大学院医科学系研究科修了。博士(医学)。精神科・心療内科で8年間看護師をしたのち、スウェーデンで2年間、医療福祉政策の調査を行う。2006年より自死遺族・遺児支援を行い、2016年から全国の学校で自殺予防教育を実施。全国の市町村の自殺対策計画策定委員会や自殺対策連絡協議会で委員およびスーパーバイザーを務める。宮城大学助手、つくば国際大学教授、防衛医科大学校精神看護学教授を経て、2021年より一般社団(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかこ
36
グリーフサポートのファシリテーター養成講座で実際に、髙橋先生の講義を受けました。グリーフの反応は100人いたら100通り、有害な支援は絶対にしない、「グリーフのあゆみの主導権は本人にある」ことを忘れず活動していきたい。学んで、活動して、スーパービジョンを受ける、続けていくことが大事。2023/02/27
solaris
3
ゲートキーパーという役割に関心を持ち、自殺について考えたいと思った。ゲートキーパーとは、自殺のサインを察知し、適切な対応を取れる人のことで、専門家である必要はない。SOSの受け止め方、危険を察知した時や、相談されたときの、傾聴がとても難しい。①アドバイスしない、②ジャッジしない、③決めつけない、この3つをせずにひたすら話を聞くこと、専門家でも難しいらしい。かなり意識しないと。自殺予防はこれらソフト面のケアとハード面のケアが不可欠。自分は自殺なんてしないとは限らないと思うから真面目に考えたい。2023/04/15
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