出版社内容情報
広告漬けになった現代社会の暗部をえぐる!
国内最大の広告会社。企業広告に依存するテレビ・新聞ともたれあう既得権益。政財界・メディアの陰でうごめく巨大企業――それが株式会社電通。マスコミ最大のタブーを暴いた不朽の名著が装い新たによみがえる。
※本書は2006年9月初版『電通の正体 増補版』 に加筆改訂したものです。
『週刊金曜日』取材班[シュウカンキンヨウビシュザイハン]
著・文・その他/編集
内容説明
社員も知らない会社の歴史。五輪、万博、選挙。そのえげつない勝ち方。タテマエ抜きの会社案内。
目次
スーパーゼネコンや電通も登場 明治神宮が神社本庁離脱直後に急浮上した「外苑再開発計画推定1兆円以上」
メディアが報じなかった株主総会
沖縄県知事選での暗躍
広告業界制覇のカラクリ
テレビを支配するメディアの地主
公正取引委員会が本格調査に着手した広告業界
新聞社にも圧力
葬式から五輪・万博まで
永田町との深い関係
ブランド人材を買い漁る
電通前史 テレビと広告に転機はくるのか
大下英治×佐高信 『小説電通』の作者が語る舞台裏
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなげ
6
電通。メーカーなどと違い、なにやってんだか実態が掴みにくいので読んでみた。良くも悪くも、あらゆるところにパイプを持ち、人と人との繋がりそのものを生業にする会社なんだなぁと思いました。2018/08/27
ja^2
5
まあ、さもありなん──という印象である。ある意味、我々消費者は彼らに洗脳されているし、支配されてもいる。資本主義社会で広告の力は想像以上に大きい。▼だが一方で、この程度のことなら何処の会社でも(それが世で言う一流企業であっても)、大なり小なりやっていることだとも思う。世の中、きれいごとばかりでは済まされないのだから。▼その意味では切り込み不足の感も否めない。が、それ以上に読んでいて思ったのは、読みづらい。何が原因かはわからないが、まるでリズムセクションの下手なバンドの音楽を聴いているような印象を持った。2021/06/17
かいざん
3
良くも悪くも、ここに書かれていない電通らしさは、今後無くなって行くような気がする。2018/12/15
gokuri
2
タテマエ抜きの会社案内との帯につられて図書館で借りるも、著者の性格からして、いわゆる情報誌の記事の抜粋にすぎないような残念な内容。こちらの基礎知識の不足もあり、つづられた事実、憶測にそんなもんかなぁと反応すす程度でした。いわゆる企業研究本には程遠いもの。 2018年の本ながら「新装版」のとおり、旧版の記事も多く、記者名があるもあるのだから、せめて初出の時期をきちんと記載ほしかった。2022/03/03
広中錫
2
+9 2016Kindle版 最悪の罪はオリンピックを私物化して選手たちを食い物にしていること。『AKIRA』がオリンピックを粉砕することを望む(^^;)2018/10/25
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