出版社内容情報
「満州事変の前夜に相当する」と言われる今、ジャーナリズムに求められるものとは何か?著者渾身のシリーズ最新刊。
目次
1 「戦争」か侵略か(「ヒロシマ」からハノイ大空襲へ;「戦争」か侵略か―平和教育・歴史教育への提言―;「自爆テロ」と神風特攻隊 ほか)
2 戦後60年にして…(「万人坑」をめぐる中間的随想;南京大虐殺否定派が惨敗後、歴史の過去へと消えて…(笠原十九司)
「九条の会」の趣旨には大賛成ですが… ほか)
3 「貧困なる精神」集(「国の弱い者いじめ」とアイヌ地権者が訴え―北海道・日高「二風谷ダム」建設;アイヌ語復権をめざして―アコロイタク(私たちの言葉)のいま(片山龍峯氏に聞く)
オリンピックと「怪しげな日本人」 ほか)
著者等紹介
本多勝一[ホンダカツイチ]
1931年、信州・伊那谷生まれ。『朝日新聞』編集委員をへて、現在『週刊金曜日』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カープ坊や
10
アメリカ原住民への侵略、ベトナムへの侵略、イラクへの侵略そして広島・長崎や各地の空襲で各国の民間人を建国以来虐殺し続けているアメリカ。 戦争大好き、虐殺大好きのアメリカと一緒に日本人を人殺し国家にしたがる安倍さん。人を殺したいなら、戦争をしたいなら 安倍さん あなたが最前戦に行ってくださいね!2015/08/01
Ted
3
'15年6月刊。△ロングセラーの評論・対談・エッセー集。所どころ誤植があるのが気になる。アメリカ合州国の本質がイギリスからの独立以来、西へ西へと侵略と虐殺を繰り返してきた歴史にある、と喝破している点は全面的に賛成。しかも、無茶苦茶な虐殺を正当化するために、さんざん挑発して最初の一撃を必ず相手にさせる遣り口は建国以来の常套手段。この国にお灸を据えることができたのは辛うじてベトナムだけ。かつて敵対した日本やドイツ、ソ連、イラクよりも遥かに国力が劣るのに意外だが、楽勝だと敵をナメて掛かったのも敗因の1つだろう。2015/12/05