出版社内容情報
世界的大ベストセラー『21世紀の資本』雄一の解説書。世界を震撼させたストセラーから私たちは何を学ぶべきか。格差社会ニッポンへの警鐘!!
内容説明
格差社会ニッポンへの警鐘!!世界を震撼させたベストセラーから何を学ぶべきか。アベノミクスの正体を暴く!
目次
第1章 『21世紀の資本』とは何か(ピケティ・パニック;巻き起こる論争 ほか)
第2章 ピケティの解決策(民主主義の危機;所得税への累進税率の強化 ほか)
第3章 ピケティと日本の格差(賃金格差の拡大;所得累進税率の緩和と民営化 ほか)
第4章 ピケティから考えるアベノミクス(地方創生と格差;労働規制の緩和と格差 ほか)
第5章 私たちに何が必要か(格差は自然にはなくならない;できることより必要なことを ほか)
著者等紹介
竹信三恵子[タケノブミエコ]
1953年生まれ。ジャーナリスト、和光大学教授。1976年朝日新聞社入社、経済部記者、編集委員兼論説委員などを経て、2011年より現職。『週刊金曜日』で経済コラム執筆。2009年「貧困ジャーナリズム大賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
184
非常に読みやすい内容だけど、著者の見解を色濃く出してる感じ。正直これではピケティの解説本とは思えない。ピケティの21世紀の資本を読んだ感想みたいなイメージ。 ただ格差が拡大すると言うのは戦中、戦後に格差が圧縮されて、平和が続くと格差は拡がるのはある種自然な流れだろうなとは思う。 ピケティが1番有名な公式r>gというのはほぼ触れずに格差是正だけを主張するのは違和感あり。 やはり投資の収益の伸びは労働の賃金の伸びを凌駕するなら、一般人も投資をしていく方がいいのでは。。。2024/06/23
seraphim
29
話題の経済学の専門書、ピケティの『21世紀の資本』はとても読めないけれど、興味はあるのでこちらを読んだ。ピケティがどのように現代社会の問題点を提起し、どんな解決策を紹介しているかを、わかりやすく解説してある。そして日本の格差の実情と、アベノミクスが成功した場合の問題点も解説してあった。格差がなくなって、生きやすい社会になったら、どんなに良いことか!。まずは関心をもち、政治や世界の情勢に目を向けるところから、始めなきゃ。2015/03/12
ヒデミン@もも
29
これって本当にピケティ入門書? 累進課税より前に税金の使い方ちゃんとしてほしい。雇用創出基金。これには私も気になる経験が。女女格差。そんなの今に始まったことじゃない。言葉だけの流行りでは意味がない。2015/01/25
SOHSA
27
《図書館本》タイトルとはやや違った内容だろうか。ピケティの入門書というよりもピケティの言説を用いた社会の読み解きといった印象。特にアベノミクスに対する批判的姿勢がかなり強烈に感じられる。読み物としてはとても興味深く面白い。ただやはりもう少しピケティの主張・言説をより細かく丁寧に解説してほしかった。2025/05/08
JUN
18
本当は「21世紀の資本」を読んでみたかったが、経済素人の自分には、かなりのハードルがある。この本は、分かりやすくかみ砕いてあるので、非常に良かった。時間をあけて再読したい。2024/01/18