出版社内容情報
重宝録とは
深川の町名主の手による、マニュアル的な記録集
巻1から巻24までと別巻2冊の全26巻からなる。
内容は、江戸町方に対して発令された町触(まちぶれ)、深川料理茶屋・水茶屋や、町の行政運営上の経費である町入用(ちょうにゅうよう)の書上、髪結・相撲行司の由緒書など、多岐にわたる。
第六(別巻1・2)
◦嘉永3年・4年(1850-51)に実施された深川地域の水路における川浚いの記録である、別冊「深川筋川々御浚書留」2冊を収録。
◦特に、現場に出勤した役人や名主の名前、作業の内容などが詳細に記録されている日記などを含み、インフラ整備に係る都市行政の実態、土木工事の実際を明らかにする貴重な記録。