出版社内容情報
重宝録とは
深川の町名主の手による、マニュアル的な記録集
巻1から巻24までと別巻2冊の全26巻からなる。
内容は、江戸町方に対して発令された町触(まちぶれ)、深川料理茶屋・水茶屋や、町の行政運営上の経費である町入用(ちょうにゅうよう)の書上、髪結・相撲行司の由緒書など、多岐にわたる。
第四(巻18~巻21)
◦新吉原や三芝居、養生所などの沿革・由来、地割役樽屋三右衛門らの由緒を記す享保期の書上げを多数収録。
◦江戸における諸商品の入荷量とその出荷元を網羅した「諸色目録」は、近世の産業・経済・流通研究に不可欠のデータを提供。