• ポイントキャンペーン

最期にビハーラは何ができるか―日本的看取りとビハーラの展開

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865660159
  • NDC分類 187.6
  • Cコード C3015

内容説明

在宅死より病院死が多い現代人の「死」を取り巻く環境、終末期の患者の周辺では何が起こっているか。シシリー・ソンダースのホスピスから仏教のビハーラ施設の誕生の経緯、今求められている宗教的ケアと「日本的看取り」のあるべき姿を、長年の看護師経験をもとに、宗教社会学、死生学の分野より論述。

目次

第1章 死する存在としての人間(通時態の中での死―西欧と日本;共時態としての現代の死;浄土信仰での死―日本人的死生観)
第2章 現代の死にゆく人の環境(医療政策における病院と身体;ホスピスの歴史的背景;生の例外状態としての臨死患者;終末期医療における一般の人と医療従事者の意識比較;死にゆく場所の諸問題;病院の多様なあり方―「宗教立病院」について)
第3章 病院内におけるスピリチュアルケアのあり方(医療従事者が扱うスピリチュアルケアとは何か;「ビハーラ」の歴史;社会貢献活動としてのビハーラ;実践の場としてのビハーラ関連施設)
第4章 死ぬことを支えるマンパワーとしての医療従事者(医療従事者に対する「死の教育」;死生学という学際分野の興隆と構築;僧侶に対する医療臨床教育)

著者等紹介

福永憲子[フクナガノリコ]
1971年大阪府生まれ。医療系学校を卒業し、病院看護師、行政・産業保健師等で勤務。のち佛教大学文学部卒業、大阪府立大学大学院人間社会学研究科修士(人間科学)修了。専門分野は医療社会学、宗教社会学、死生学。現在、同大学博士後期課程在籍。越宗整形外科病院勤務。佛教大学総合研究所嘱託研究員。市民向け講演会へ多数出講。浄土真宗本願寺派福岡教区真教寺坊守(月江憲子)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品