出版社内容情報
惜しまれながら終刊した思想・文学の批評誌『飢餓陣営』の編集・執筆で独自の領域を切り拓き、硬派のジャーナリストとしても知られる著者が、同時代人である三島由紀夫と吉本隆明の思想と生涯の「謎」をノンフィクションの手法を用いて追う渾身の力作。
【三島・吉本対照年譜付】
【目次】
【はじめに】 なぜ「三島由紀夫と吉本隆明」なのか
【プロローグ】 三島と吉本、それぞれをどう論じていたか
◆第一章 三島由紀夫――「誕生と幼少期」と資質の悲劇
◆第二章 吉本隆明――「言語は「母」からくる」という「生涯」
◆第三章 「三島由紀夫」をつくったのはだれか――その「文学の幼年期」をめぐって
◆第四章 吉本隆明と「文学の幼年期」の場所――家族、月島、遊び
◆第五章 「初期」へ移行と「エリアンの手記と詩」――『高村光太郎』『島尾敏雄』の対幻想、そして共同幻想へ
◆第六章 「三島由紀夫」の誕生以前/以降――「初期」の作品に見る「三島由紀夫」の痕跡
【エピローグ】 「成熟と喪失」と「私」をめぐる冒険



