出版社内容情報
【学校・子ども・ケアの現場からの報告シリーズ】第1弾
「障害があるからこそ、できることがあるのです」――障害があり「車いすの先生」である三戸学さんは、中学の数学教師歴22年。にもかかわらず、何度希望しても担任になることができない。それはなぜか? 三戸さんの懸命な訴えと行政側の対応を冷静に追いながら、「学校の合理的配慮」という理不尽や見えない障壁をあぶり出す。内実のない「障害者との共生」や「教員の働き方改革」を問い直す問題提起の書。
内容説明
障害があり「車いすの先生」である三戸学さんは、中学の数学教師歴22年。にもかかわらず、何度希望しても担任になることができない。それはなぜか?三戸さんの懸命な訴えと行政側の対応を冷静に追いながら、「学校の合理的配慮」という理不尽や見えない障壁をあぶり出す問題提起の書。
目次
プロローグ 「障害のある先生」というテーマについて
第1章 「障害のある先生」、人事委員会へ申し立てをする
第2章 教員の働き方を「障害のある先生」から考える
第3章 三戸学さんの訴え―「合理的配慮」をめぐって
第4章 専門家は「障害のある先生」の問題をどう見るか
第5章 公教育の変化と、障害のある先生の雇用と活躍―なにが「障害のある教員」に対する見えない「壁」をつくっているのか
エピローグ 「障害のある教師」の問題を新しいステージへ
著者等紹介
佐藤幹夫[サトウミキオ]
1953年、秋田県生まれ。2001年よりフリーランスとして、執筆や、雑誌・書籍の編集発行に携わる。1987年より批評誌『飢餓陣営』を発行し、現在55号(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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