出版社内容情報
福島流短歌創造の秘密
一首の背後には、書かれざる一千枚のドラマが啜り泣いている。そのドラマをいかに歌にしてきたのか、その過程を初公開する。
デビューから半世紀を超えた〝絶叫歌人〟福島泰樹が、膨大な作品から108首を自選し、創造の核心を解説する著者初の画期的な試み。「創作のためのコラム」を付す。
――そうだ、短歌は、自分自身のことばかりでなく、社会や歴史、時代、戦争から、人間の愛と死などの実存、生の深層にメスを入れることができるのだ。
私が生まれ成長してゆく過程で出会ったことを、私はどのように歌にしていったか。学ぶところがあるとしたら、そこを学んで欲しい。――
内容説明
デビューから半世紀を超えた“絶叫歌人”福島泰樹が、膨大な作品から108首を自選し、創造の核心を解説する画期的な試み。
目次
1 幼年―記憶の再生とその方法
2 夢の断片
3 表札
4 母よ、私はいま…歌謡への旅立ち
5 一九七〇年という時代
6 愛鷹山麓の日々
7 挽歌の時代へ
8 暗澹ランタンカンテラを提げ
9 さらば、常盤座の灯よ!
著者等紹介
福島泰樹[フクシマヤスキ]
1943年3月、東京市下谷區に最後の東京市民として生まれる。早稲田大学文学部卒。1969年秋、歌集『バリケード・一九六六年二月』でデビュー、「短歌絶叫コンサート」を創出、朗読ブームの火付け役を果たす。以降、国内外の各地で朗読、1700ステージをこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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