内容説明
1968~72年、弘前大学の「全共闘時代」を生きたメンバーが「あの時代」を記録し、「現在」を語る。闘争の記録、総括、追悼文、遺稿、学術論文、長編創作、評論、レポート、自伝、作曲、芸術論に加え、機関誌紙、新聞、ビラほか当時の貴重な資料も多数収録。
目次
1部 1979~2016年
2部 2017~2018年
3部 2019年・1
4部 2019年・2
5部 2020年・1
6部 2020年・2
7部 記録・資料(抄録・例示)2020年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
△理論が我田引水すぎてやや読むのがしんどかったですが、この時代の人達の考えの一端は垣間見ることができました。2022/10/17
千本通り
5
全部で639頁に及ぶ大著であるが、当時の弘前大学全共闘運動に青春を捧げた人々の壮大な文集と言っていいだろう。漫画家安彦良和の原点を追っていたらここまでたどり着いてしまったが、奥様も同志だったことがわかり、後に連合赤軍事件に加担した人々の心境もわかった。一生を革命に生きた人もいれば、細々と組合活動にいそしんだ人、卒業して住宅公団に就職、退職後は碁打ちに精を出す人、医師として未だに現役で働いている人などバラエティに富んでいる。安彦は「シベリア出兵」について投稿していて、もっとポジティブに評価すべきでは?と。2025/06/15