内容説明
虚構と現実が入り乱れる「現在」を寺山修司は予見していた!?死去から30年以上を経ても寺山は時代を挑発し続けている。国際的にも評価の高かったテラヤマワールドを、演劇論にとどまらない総合的な視点から活写する。
目次
天井桟敷の人々
『毛皮のマリー』公演記
改宗としての愛―美輪明宏の世界
空間を思い出で満たし―ジャン・カルマンの照明
表象としての皮膚―ワダ・エミの衣装論
「かくれんぼ」の詩学
岬から岬へ―隠喩の旅路
舞台演出家ニコラ・バタイユ
グロトフスキー・システムとの出会い
彫塑性の演劇―観客にとって美とは何か
アヴィニョン演劇祭で
麿赤児と身体表現
覗く人
レミング考
著者等紹介
石田和男[イシダカズオ]
1948年生まれ。中央大学文学部哲学科卒業。パリ第四大学文学部哲学科中退。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。弘前学院大学大学院社会福祉学研究科人間福祉学専攻修士課程修了。現在、弘前学院大学社会福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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