内容説明
親が心配になったら体験談が役立ちます!芝居仕立で、ある家族に実際に起こった相続と介護のあれこれを細部にわたって物語り、解説します。
目次
第1幕 日常の風景
第2幕 ボケ前夜
第3幕 忍び寄る悪魔
第4幕 ハムレットの深き悩み
第5幕 メシア降臨
第6幕 リア王の誕生 2013~2014
第7幕 メシアの提案 2015前期
第8幕 沈みゆく巨星
第9幕 祭のあと
著者等紹介
伊藤伸一[イトウシンイチ]
1955年生まれ。1979年慶應義塾大学工学部応用化学科卒業。1979年4月から精密機械メーカーに勤務し、主に企画・マーケティング畑を歩む。2011年在職中に慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科システムデザイン・マネジメント学専攻修士課程修了。現在は、フォーティーフォー代表取締役
伊藤正治[イトウマサハル]
1959年生まれ。日本映画監督協会会員。日活の社員助監督を経て、1990年『微熱MY LOVE』で映画監督デビュー。城西国際大学・非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
12
そろそろ将来来るであろう両親の介護や相続について考え始めている中で図書館で借りた本。相続については不勉強気味であったがとかく手続きの煩雑さを見ると気が重くなる。それでも当書が言うようにまずは動かねばならないが。本の末期に書かれる認知症が進んで暴力的になった著者の父親の描写とその介護は読んでいて苦しい。著者の場合は比較的家族には恵まれているのが救いであるが、自分の場合は著者程は近隣に頼れる家族や親類縁者の数が少ないのが大いに不安。2020/06/10
がんちゃん
1
相続と介護は他人事ではない。強烈な個性を持つ一家の主ゆえに、認知症が進行するにつれて、そのギャップが息子やその家族たちを慌てさせる。そんな騒動の中で相続と介護についての対処が分かりやすく解説され、とても参考になった。2019/06/06