内容説明
2019年W杯日本開催に向けて、いま“日本”はどういう状態にあるのか?15年の奇跡から一変してしまった現状に、ラグビーの「世界地図」と歴史的経緯を踏まえ、「これから」の課題を真正面から提示する。
目次
第1章 2019年W杯で日本代表は勝てるのか?
第2章 「ラグビーカレンダー」という魔物
第3章 アマチュアリズム時代のしっぽ「日本選手権」
第4章 日本代表の栄枯盛衰
第5章 日本代表を世界で勝たせたリーダーの資質
終章 未来は変えられる!
著者等紹介
永田洋光[ナガタヒロミツ]
1957年生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーになり、88年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続ける傍ら、2000年から16年度まで江戸川大学で非常勤講師を務める。07年『勝つことのみが善である―宿澤広朗全戦全勝の哲学』(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Humbaba
3
新しいことに挑戦するのは悪いことではない。ただし、それによってこれまでの蓄積を失ってしまう危険もあることは認識していなければならない。自分たちが有利な状況にあるわけではない場合、良いものが残っている状態で次の利点を伸ばしていかないと、いずれ強みを失って敗れ去ることになる。2017/11/29
ざび
1
名著である。私の気持ちを裏付けてくれた。若干「負の目線」で、日本ラグビー界の歴史を紐解いている。そして、我々ラグビーファンが今本当に心配している「2019の日本でのRWCで本当に勝てるのか?」には、かなり否定的な観点で危機感を隠さない。ティア1のチームなら普通に対処できるキック多用のラグビースタイルには本当に不安だ。SRで勝った試合もキックが有効で勝利したわけではない。本当に心配だ。2017/10/15
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