出版社内容情報
「新時代」はここからはじまる!いまこそ問う!歪んだ事態に向き合うために沖縄現地の声を聴き「新時代」を導く思想と論理を提示する「新時代」はここからはじまる!
いまこそ問う!
沖縄から照射して日本の戦後史をみれば、その異常ともいうべき姿が浮上する。
「沖縄では憲法が機能していないのではないか?」「日本はどこまで主権国家なのか?」
この歪んだ事態に向き合うために沖縄現地の声を聴き、「新時代」を導く思想と論理を提示する。
? 沖縄現地取材による論考・インタビュー
新川明▼照射される国民統合の虚妄
仲宗根勇▼沖縄から日本(ヤマト)の戦後を問う
山城紀子▼沖縄と女性たちの戦後史 ほか
? 加藤典洋 ロングインタビュー
▼「戦後」の出口なし状況からどう脱却するか……
『戦後入門』をてがかりに
▼座談会『敗戦後論』をめぐって
加藤典洋/竹田青嗣/小浜逸郎/大澤真幸/瀬尾育生/橋爪大三郎ほか
? 沖縄・日本・アメリカ
村瀬学▼「存在倫理」から「存在給付」へ ほか
★付録 沖縄からはじめる「戦後史」年表
飢餓陣営[キガジンエイ]
佐藤幹夫主宰の個人批評誌。現代思想、精神医学、福祉、文学等の領域で独自の展開。
「せれくしょん1?4」「叢書1?8」
内容説明
沖縄から「戦後史」を照射する―「沖縄では憲法が機能していないのではないか?」「日本はどこまで主権国家なのか?」この歪んだ事態に向き合うために沖縄現地の声を聴き「新時代」を導く思想と論理を提示する。
目次
なぜ沖縄か、なぜ「二つの戦後史」か
1 沖縄から学ぶ戦後史(新川明 照射される国民統合の虚妄;仲宗根勇氏に聞く 沖縄から日本(ヤマト)の戦後を問う
山城紀子さんに聞く 沖縄と女性たちの戦後史―「戦争と性」を中心に)
2 加藤典洋の「戦後論」を読む(加藤典洋氏に聞く 「戦後」の出口なし情況からどう脱却するか―『戦後入門』までと「戦後」以降へ;座談会 『敗戦後論』をめぐって)
3 沖縄・日本・アメリカ(村瀬学 「存在倫理」から「存在給付」へ―「戦後七〇年」のその先へ;北明哲+佐藤幹夫 新時代の「沖縄」を語るための作法―少し長い「あとがき」)
附録 沖縄からはじめる「戦後史」年表
著者等紹介
佐藤幹夫[サトウミキオ]
1953年秋田県生まれ。1972年國學院大学文学部に入学。1980年より千葉県の特別支援学校に勤務し、2001年よりフリージャーナリスト・フリー編集者として活動。87年より個人編集の『飢餓陣営』を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。