飢餓陣営せれくしょん
「オープンダイアローグ」は本当に使えるのか―「現場」で活用するための多角的な検証

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  • サイズ A5判/ページ数 107p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784865650457
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C0311

内容説明

薬物を使わずに驚くほどの効果を上げ、精神医療を刷新するというフィンランド発の精神療法「オープンダイアローグ」。これまでの療法とどこが違うのか?「対話」とは具体的にどういうことか?日本でも実践できるのか?医療をはじめ、さまざまな支援の現場からの視点で、話題の精神療法を徹底検証する。

目次

1 「オープンダイアローグ」についての報告(「オープンダイアローグ」についての問題提起;「オープンダイアローグ」との対話)
2 検証のための討議(討議「オープンダイアローグとは何か」を現場から読む)
3 技法と治療効果をめぐって(「オープンダイアローグ」の実用性をめぐって;多声的対話が生み出す共有言語が、治癒をもたらす―官能的評価から論じた「オープンダイアローグ」;フィンランドの切れ目ない子育て支援「ネウボラ」について―「オープンダイアローグ」の下地;「オープンダイアローグ」の「対話」に焦点をあてて;「オープンダイアローグ」を「甘え」から読む)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

61
臨床に使うには文化の違いも無視できないけれど、オープンダイアログはプラトン以来の西洋の対話概念へのアンチテーゼであり、むしろ日本人向きであるという。対話といえば、私が受けていたユング派の夢分析も、やはり対話によって夢の意味を掴み出していた。そもそも精神分析や夢分析で対話を使うのは、夢や情動を記憶/想起する心の仕組みが意識的でないため一人では難しいからかと考えていた。しかし、オープンダイアログは一対一でなく多声である所に特色がある。それは社会構成主義(現実は言語によって構成される)という思想と関わるらしい。2017/06/22

ステビア

18
『オープンダイアローグとは何か』とあわせて読むことで格段に理解が深まると思う。是非一緒に読んでみてください。2017/03/06

Haruka Fukuhara

5
前に読んだ齋藤環氏訳の書籍を基にしたディスカッションのようなもの。こういう方向性の本が読みたかったはずだけど、こうなると専門的な話題が多くてちょっとしんどい。河合隼雄みたいな人が出てきて一般人にもわかりやすく応用可能な形で紹介してくれるといいと思うけれど…2017/02/08

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