内容説明
イスラム世界を歩いてみた。戦争、テロ…連日のようにニュースをにぎわす地域でもそこに生きる人々の日々の営みは続けられている。彼らは何を考えて暮らし西欧や日本をどのようにみているのか?われわれは彼らと理解しあえるのか?旅人だからわかる生の国際関係。
目次
第1章 イスラム世界のハビビな人々(ハビビな人々;マラケシュの詐欺師 ほか)
第2章 庶民の感覚でイスラムを知る(アッラーを信じないのか!?;「神を信じない=神に感謝しない」の論理 ほか)
第3章 イスラム圏をめぐる国際関係(ベツレヘムの壁;イスラエルの兵士 ほか)
第4章 イスラムと西洋(イスラミックステートによる拉致殺害事件;過剰な日本賛美の裏側 ほか)
著者等紹介
中山茂大[ナカヤマシゲオ]
ライター。専門は海外事情、田舎暮らし、DIY。上智大学在学中は探検部に所属し世界各地を貧乏旅行。ロバを連れて南米アンデス山脈5600キロを縦断する。世界各地のご家庭で居候するのがライフワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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gotomegu
3
イスラムってニュースで見るととてもコワイ場所みたいだ。実際に行くと親日でみんな親切なのだとか。実際に旅した作者(友達です)の目から通したイスラムのあれこれ。宗教の話がおもしろかった。キリスト教はとても厳しい宗教。イスラム教は各地の宗教を抱き込んできた。いろんな宗教はそういう部分が多い。実際、ノアの方舟などのエピソードもそうなのだとか。昼間の厳しい太陽よりも、夜のやさしい月が好ましいゆえに陰暦だったとか。その空気を知っているからこそ書ける文章なのかな。2015/07/16
あゆみかもしれない
1
イスラム事情を知りたくて読みました。報道から勝手に作られたイスラム像があったと反省しました。相手を理解するためには相手を知ることが大事だと、改めて考えさせられました。2016/01/28