言視舎評伝選
石原莞爾

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865650143
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

内容説明

満州事変の首謀者にして、2・26事件の鎮圧者、そして世界最終戦争論の予言者、軍人をはるかにはみ出る軍人・石原莞爾とは何者だったのか?彼の生涯につきまとう「謎」を「人生の四つの要素」―宗教家的要素、思想家的要素、軍人的要素、政治家的要素―から解き明かし、思想の全体像に迫る書き下ろし評伝。

目次

序―なぜ四つの「人生の要素」から論じるのか
第1部 日蓮仏教の信徒として―宗教家・石原莞爾(天皇主義と「異宗教」;石原と日蓮仏教;国柱会の力;石原にとっての天皇)
第2部 人種戦争の理論家として―思想家・石原莞爾(偽史と架空戦記;偽史と現実の接近;人種戦争)
第3部 歴史の風雲児として―軍人・石原莞爾(石原と満州;世界史の舞台へ;二・二六事件)
第4部 挫折した理想家として―政治家・石原莞爾(心優しき独裁者;誤算と挫折;終幕としての石原)

著者等紹介

渡辺望[ワタナベノゾム]
1972年群馬県生まれ。早稲田大学大学院法学研究科(刑事法研究室)修了。2008年以降、西尾幹二氏に師事し、雑誌やインターネットで言論活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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読書実践家

6
異才石原莞爾を冷静に分析。日本人離れした発想・行動を単に賛美するのではなく、後世における妥当性を独自の展開によって述べる。異才ゆえに長短兼ね備える。石原の必要性についても賛否両論あるだろう。彼の哲学はどこか現代人を魅了する。しかし、それに流されていないのが本作の魅力だ。2015/12/29

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