内容説明
遊郭の変遷、隅田川の周辺ゾーン、七不思議や妖霊伝説の数々…、怪しげでも、どこか惹かれる「異界」とその境界を歩く。
目次
第1章 吉原誕生までの足跡を巡る(江戸に別世界を創った男の足跡―元吉原まで;新吉原周辺を歩く)
第2章 隅田川の橋と渡しと水門巡り(隅田川の橋と渡しの概要;勝鬨橋から両国橋まで;両国橋から鐘が淵、千住汐入大橋まで;千住汐入大橋から岩淵水門まで)
第3章 「七不思議」を歩く(七不思議のはじめ;本所七不思議を巡る;千住七不思議を語る;麻布七不思議を語る)
第4章 「怪道」をゆく(河童・狐狸・亡霊などの史跡巡り)
著者等紹介
川副秀樹[カワゾエヒデキ]
1949年生。中央大学経済学部卒。G・デザイン事務所経営を経て現在、著作・編集業・民俗学研究者。’03~「東京都高尾パークボランティア会」会員。’06~神職の体験及び研究を開始。’11~「古文書の会」(武蔵野市)会員。’50~’60年代の黒人音楽(Soul Music、R&B)に造詣が深く自らもグループ「THE 49ERS」を組み、年数回の演奏活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Roko
30
本所七不思議のことを調べていてこの本を読んだのですが「置いてけ堀」であったと言われる場所が5か所もあるのにはビックリしました。この本では、地図を見ながら七不思議とか怪道などの名所を巡ることを勧めているのですが、歴史も勉強しつつ散歩するってなかなかいいですよね。 台東区に「平賀源内墓所」があるというのは知りませんでした。今度行ってみようと思います。2024/05/24
及川まゆみ
4
怪道……なんだか不気味ですね。お散歩コースが増えました。2017/02/22
Y.C.STUPID
1
取り扱うのは「吉原」「隅田川」「(本所などの)七不思議」そして河童や狐狸の出た史跡をめぐる「怪道」の4種。隅田川に割かれた頁が多く、狐狸妖怪の類については意外と少な目。散歩の指南書としては充実している。2020/03/05
yooou
0
しっかり歩いて書いているなかなかの労作でありました2017/06/30
sababanana
0
今週の暇つぶし図書館本。散歩に行きたいな。2017/01/07