内容説明
がんを克服するため必要なことは、人間の心と体を一体のものとして捉えること。そして、自我をはらずに、心清らかに生きること―がん細胞は生き方を変えることで消えてゆく。初期仏教長老とがん治療の専門医が語る「がんと共存する生き方」。
目次
第1部 対談編(統合医療とは何か;心と体の関係;心で病気を治す;がんを治すために;がんと共に生きる;死と心;慈しみの気持ちで生きる;人生を切り開く)
第2部 対談を終えて(問題を作るのは「自我という錯覚」;「こだわらない心」でがんを治す;がんと心の問題を見つめて)
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ] [Sumanasara,Alubomulle]
テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師
小井戸一光[コイトカズミツ]
癒しの森内科・消化器内科クリニック院長。1950年、茨城県生まれ。1977年、北海道大学医学部卒業。北大第3内科入局、臨床研修を受ける。1982年より自治医科大学放射線科でがん治療(IVR)に従事。1985年より札幌厚生病院消化器内科医長。1996年より札幌医科大学放射線科助手。1999年講師、2007年准教授。この間、イギリス王立マースデン病院、ドイツアーヘン大学、カナダカルガリー大学に出向。2009年、医療法人札幌がんフォレストを設立。日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本内視鏡学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、医学博士
石飛道子[イシトビミチコ]
札幌大谷大学教授。1951年、北海道生まれ。北海道大学大学院博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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