出版社内容情報
世界中の身体の現実を変容させる技術の諸相を、概観し詳細に分析していく。
内容説明
古来、宗教・芸術・芸能・武道・スポーツ・教育などの諸領域でさまざまな身心変容技法が編み出された。それら身心変容技法の多くは、師匠(先生)から弟子(生徒・学生)へと伝承され、追体験と吟味を重ね、実践と経験のふるいにかけられながら再編成・再構築されてきた。人類史は、そうした身心変容技法の継承史であり、イノベーションやリノベーションの積み重ねである。諸々の身心変容技法に、具体的に焦点を当てて、解読・解説・考察していく、シリーズの中核を占める一巻。
目次
第1章 キリスト教神秘主義の身心変容
第2章 太極拳のフィールドワーク
第3章 修験道のフィールドワーク
第4章 仏教の身心変容技法
第5章 諸文化における身心変容技法
第6章 舞台芸術における身心変容
著者等紹介
鎌田東二[カマタトウジ]
京都大学名誉教授。上智大学グリーフケア研究所特任教授。放送大学客員教授。博士(文学、筑波大学)。1951年、徳島県生まれ。國學院大學文学部哲学科卒、同大学院神道学専攻博士課程単位取得満期退学。岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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