実践!!瞑想の学校―どうやって坐る?なにがはじまる?日常にどう生かす?

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784865640892
  • NDC分類 188.86
  • Cコード C0015

内容説明

いま瞑想は「マインドフルネス」と呼ばれて、企業で、病院で、学校で実践が始まっているが、そのおおもとである仏教の瞑想には2600年の歴史がある。本質は変えないまま受け継がれ、時代に応じて姿を変えてきている仏教瞑想の、伝統的方法と現代的方法を第一線の指導者が紹介する。初心者に好適な、本格的な仏教瞑想の入門書。

目次

1 坐禅教室(坐禅との出会い;坐禅とは何か―坐禅と瞑想の違い ほか)
2 ありのままに見て気づいていく「チャルーン・サティ」(レクチャー;実践指導 ほか)
3 感じて許すことから自ずと生成する坐禅(講義;実修 ほか)
4 生活に溶け込むマインドフルネスの実践―ティク・ナット・ハンとプラムヴィレッジ(トータル・リラクセーション―呼吸とともに安らぐ;ティク・ナット・ハンの足跡 ほか)
5 ブッダはどのようにヴィパッサナー瞑想を説いたのか?(歴史的概観;呼吸の見つめ方 ほか)

著者等紹介

ネルケ無方[ネルケムホウ] [Phra Yuki Naradevo]
1968年、旧西ドイツ・ベルリン生まれ。曹洞宗・安泰寺住職。一六歳で坐禅と出会い、1990年に留学生として来日。兵庫県にある安泰寺に上山し、半年間修行生活に参加。大学のドクターコースを中退し、1993年に安泰寺で出家得度、「ホームレス雲水」を経て、2002年より安泰寺堂頭(住職)。国内外からの参禅者・雲水の指導にあたっている

プラユキ・ナラテボー[プラユキナラテボー]
1962年、埼玉県生まれ。タイ・スカトー寺副住職。上智大学卒業後、タイのチュラロンコン大学大学院に留学し、農村開発におけるタイ僧侶の役割を研究。1988年、瞑想指導者として有名なルアンポー・カムキアン師のもとで出家。以後、開発僧として、瞑想指導者として活動

藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県生まれ。現在、曹洞宗国際センター所長。東京大学大学院教育心理学専攻博士課程を中退し、曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカのパイオニア・ヴァレー禅堂で禅の指導をし、近隣の大学や瞑想センターでも講義やワークショップを行なう。2005年に帰国。葉山で実験的坐禅会を主宰

島田啓介[シマダケイスケ]
1958年、群馬県生まれ。精神保健福祉士(PSW)・カウンセラー、翻訳家、大学講師、ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。プラムヴィレッジO‐メンバー(正会員)。農業をベースにした自給的生活と、体と心の癒しの提供に取り組む。1995年のティク・ナット・ハン来日ツアーの世話役の一人。近年はプラムヴィレッジ来日ツアーでの通訳なども務める

宮下直樹[ミヤシタナオキ]
1964年、大阪市生まれ。富士山麓の古い神社の家系に生まれ、現在は社宮地神社宮司。臨済宗専門道場に通参し、坐禅修行。2012年より香港・タイ・フランス・ドイツのプラムヴィレッジのリトリートや、ワシントン・ボルチモアなどの在家サンガに参加。フランス・ドイツの僧院ではリトリート・スタッフとして働く。2015年「ティク・ナット・ハン&プラムヴィレッジ僧侶団来日ツアー」共同代表。2016年、タイ国のプラムヴィレッジで始まった「3カ月間出家プログラム」で出家

井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
1959年、山梨県生まれ。高野山大学教授。京都大学文学部哲学科宗教哲学専攻中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

24
《kindle》坐禅・瞑想に関する手引書。ひとつの団体、会派、方法論に留まることなくそれぞれの第一人者的人物による解説だけに解りやすく、かつそれぞれの差異が明らかになり、興味深い。内容は平易でひとつひとつが腑に落ちる。瞑想やマインドフルネスに興味ある人には解りやすい入門書。2020/06/10

ふる3

4
瞑想や座禅、マインドフルネスについて、実践的に解説してくれる。既に知っていることも多かったけれど、上半身のリラックス法など知らないこともあった。2018/04/20

こうじ

2
☆4。各人の宗派の立場から瞑想が語られる。宗派が異なるので、説明される言葉は異なるが、本質的な所では大差がないのではと感じる。プラユキ先生のファンなら楽しめる。2017/09/20

te2u

2
坐禅は何もない状況を生み出し、さまざまなことを気づくことができる。しかし、それを目的にするのではない。そうすると、気づくことに気が向きすぎて「何もない状況」が生まれないからである。 瞑想をするといろいろ浮かぶ雑念に気づく。それは最後まで見守ること。それができている状況が瞑想である。2017/09/06

ice

2
専門的で分かりにくいところもあったが、複数の瞑想のやり方や心構えが書かれていて良かった。 最近のビジネス書では瞑想することで集中力が上がるというような書かれ方をしているものが多いけれど、そういった瞑想に対する期待はせずに瞑想をすると良い。2017/08/24

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