サンガ新書
続・ゆかいな仏教

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784865640762
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0215

内容説明

仏教は日本人の精神の基層を形成する重要な要素である。それが日本人の無意識にまで定着したがために、仏教がいかに現代社会においても有用であるかが見えにくくなっている。紀元前五世紀頃に誕生した人類の宝ともいえる仏教が中国を経て伝来し、現代社会や日本人に残した痕跡をたどることで、今を生きる私たちにとっての仏教の意味を問い直し、これからの日本人を励まし、自ら耐えがたき困難な時代を生き抜き、強靭で豊かな日本へと変えていくための道を探る。

目次

第1章 ブッダはキリストと何が違うのか?(キリストとブッタは似ている?;預言者と神の子;大菩薩の救済;個人主義の持つ困難への対処;キリストという装置、ブッダという装置)
第2章 日本仏教はインド仏教と何が違うのか?(仏教の主要概念―業(カルマ)
カースト社会へのアンチテーゼ
ローカル社会を超えて
日本での仏教受容の姿
キリスト教と仏教)

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年、神奈川県生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学名誉教授

大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年、長野県生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任。個人思想誌『大澤真幸 THINKING「O」』(左右社)主宰。著書に『ナショナリズムの由来』(毎日出版文化賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

31
一神教のキリスト教と仏教の比較では明快ですが、インドの仏教と中国の影響を受け、さらに日本に輸入されたドグマの無い仏教の思想とはいったい何なのか、読み終わって尚更よく分からなくなってしまいました。少なくとも言えることは、発祥の地であるインドから消えたことが仏教の本質的な何かを示していると思われることであり、今日、日本社会に広まっているかなりいい加減な形で仏教的な形式はともかくとして、日本人の無意識に決定的な型のような何かを残していることです。2019/05/22

月をみるもの

14
聖・おにいさんのおともに。2019/05/06

てながあしなが

5
「ゆかいな仏教」に比べてだいぶクオリティが下がった意味イメージ。だいぶ薄まっちゃった。しかも内容的な被りもある。話している内容自体は刺激的で、相変わらず面白い。気になるのは編集の姿勢である。前作が売れたからもう一個作っちゃおうっていって後づけて作った感じか。小見出しの立て方がよくわからなくて、「あれ?何でいきなりその話に飛んだの?」と思ってしまう。凝って編集したんだろうけど、裏目に出た印象はぬぐえない。2018/07/14

やしの実

5
すみません、難しかったです2017/03/13

北白川にゃんこ

3
日本と仏教って本当は合わないはずなのに生活に根付いてるのがふしぎ!ってなる。宗教とは究極の個人主義なのだなあ。2018/09/04

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