物質と心―脳と内なる心の関係を探す、二人のノーベル賞受賞者による対話

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  • サイズ B6判/ページ数 149p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865640663
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0015

出版社内容情報

ダライ・ラマ14世(ノーベル平和賞)と利根川進(ノーベル医学・生理学賞)、二人のノーベル賞受賞者による心と意識をひらくことについての対話。

内容説明

2012年11月13日、ヒューマンバリュー総合研究所の主催により東京で開催された、シンポジウムの貴重な記録。物質と心、記憶、意識、内なる心の価値をめぐる、巨大なスケールの対話を完全収録。

目次

1 心を養うのは宗教?科学?―イントロダクション(バリー・カーズィン)
2 優しさや愛情は生物学的な要素?(ダライ・ラマ法王十四世テンジン・ギャツォ)
3 脳の解明にはどれくらいの時間が必要?(利根川進博士)
4 ディスカッション
5 高齢化社会における幸福感と精神的深化の関係とは?(我喜屋まり子博士)
6 会場からの質問

著者等紹介

ダライ・ラマ法王十四世テンジン・ギャツォ[ダライラマホウオウジュウヨンセイテンジンギャツォ] [His Holiness the Dalai Lama Tenzin Gyatso]
1935年、チベット東北部アムド地方生まれ。チベット仏教僧侶。世界の精神的リーダー。宗教の枠を超え、世界中の多くの人々から尊敬されている。これまで世界各国・都市・大学から、六一以上の名誉博士号や多数の人道主義的な賞を授与される。1989年、ノーベル平和賞を受賞。2007年に米議会最高位の議会名誉黄金勲章を授与される

利根川進[トネガワススム] [Kerzin,Barry]
1939年、愛知県生まれ。米マサチューセッツ工科大学教授、理研MIT神経回路遺伝学研究センターセンター長。生物学者。京都大学理学部卒業。カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了。スイスのバーゼル免疫学研究所で取り組んでいた「多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明」に成功し、1987年ノーベル生理学・医学賞を受賞。その後、分子生物学の手法を使って脳の研究に取り組み、脳科学の分野でも重要な貢献をし続ける

我喜屋まり子[ガキヤマリコ]
ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院リサーチ・サイエンティスト。ボストン・グローバル・フォーラム編集委員ほか複数の組織の役員を務める。元東京大学医学系研究科グローバルリーダーシッププログラム創設ファカルティディレクター。オックスフォード大学大学院を経て、ハーバード大学経営・社会政策学科博士課程修了。人間発達とウェルビーイングへの物理的・心理社会的環境の影響について研究を行う

カーズィン,バリー[カーズィン,バリー]
1947年、ロサンゼルス生まれ。チベット仏教僧侶、医師。ワシントン大学客員教授・香港大学名誉教授。とくに瞑想・心の訓練の実践を教えている。一般社団法人ヒューマンバリュー総合研究所創立者・所長。マインド・アンド・ライフ・インステュチュート・フェロー。マックス・プランク研究所「瞑想と慈悲の訓練の長期的研究」顧問。カリフォルニア大学バークレー校(哲学)卒業、南カリフォルニア大学で医学(M.D.)を修め、元ワシントン大学医学部准教授

丸山智恵子[マルヤマチエコ]
東京外国語大学フランス語学科卒、お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了(人文科学)哲学・社会学専攻、同大学院人間文化研究科博士課程単位修得比較文化学専攻。一般社団法人ヒューマンバリュー総合研究所代表理事。社会的マイノリティ、異文化相互理解、社会変動と心理にかんする翻訳・通訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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