出版社内容情報
ブッダの実在について否定派の仏教学者・島田裕巳氏と、肯定派僧侶・藤本晃氏による、対談です。
内容説明
『ブッダは実在しない』(角川新書)で物議をかもした島田裕巳氏に、気鋭の仏教学者でテーラワーダ仏教徒である藤本晃氏が論戦を挑む。最新の研究を検証して、歴史上のブッダの実在を論議。そして明治以降、西洋伝来の近代仏教学との相克に陥った日本仏教の行方を探る。
目次
第1章 「実在しないブッダ」を探す(東大、ヤマギシ会、オウム、創価学会;近代仏教学と相いれない日本仏教 ほか)
第2章 ブッダの人物像と悟り(ブッダと釈尊;釈尊まで遡れるテーラワーダ仏教 ほか)
第3章 文献学的考察(パーリ語研究の現在;パーリ経典にあるブッダの言葉とそれ以外 ほか)
第4章 仏教伝来の真実(現代に対応できないブッダの教え;パーリ経典に書かれたブッダの事実 ほか)
第5章 日本型テーラワーダ仏教は可能か(信仰と研究のこじれ;「浄土真宗本願寺派」からの離脱 ほか)
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京生まれ。宗教学者、作家、東京女子大学非常勤講師。東京大学大学院人文科学研究課博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任
藤本晃[フジモトアキラ]
1962年、山口県生まれ。仏教学者、文学博士、山口県下松市・浄土真宗誓教寺住職。学習院大学哲学科、龍谷大学修士課程(仏教学)、カナダ・カルガリー大学修士課程(宗教学)を経て、広島大学博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nizimasu
鯨、或は山田
sarnin512