自由に生きる―よき縁となし、よき縁となる。抜苦与楽の実践哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865640410
  • NDC分類 184
  • Cコード C0015

内容説明

タイの森林僧院と日本を往復して活躍する日本人上座仏教僧プラユキ・ナラテボー師。現代日本人の抱える苦しみに直接向き合い、さまざまな人々とのカウンセリングセッションを重ねるなかで生まれた、苦しみを抜き楽を与える、自他をともに自由にする実践哲学の集大成。作家・石井光太氏、認知行動療法の心療内科医・熊野宏昭氏との対談を収録!二つの重要な仏教瞑想法の実践方法を収録!

目次

1 生きる力に目覚める仏教
2 ブッダの大地を築く、タイ仏教の開発僧―社会の開発とブッダの教えをつなぐもの
3 百通りの神様 対談 石井光太(作家)―そして共振
4 たかが言葉、されど言葉―無力にして強大な、不思議な言葉の力
5 戒律に守られ、自由に生きる―戒定慧の二つのベクトルと、行動療法を巡る仏教的考察
6 「怒り」に対処する臨床心理と仏教の実践 対談 熊野宏昭(心療内科医)―関係しあう認知行動療法と上座仏教の現在
7 アーナーパーナサティの実習―中部経典『アーナーパーナサティ・スッタ(Anapanasati‐sutta=出入息念経)』に基づいて
8 手動瞑想(ヨックムー・サーンチャンワ)

著者等紹介

プラユキ・ナラテボー[プラユキナラテボー] [Phra Yuki Naradevo]
1962年、埼玉県生まれ。タイ・スカトー寺副住職。上智大学卒業後、タイのチュラロンコン大学大学院に留学し、農村開発におけるタイ僧侶の役割を研究。1988年、瞑想指導者として有名なルアンポー・カムキエン師のもとで出家。以後、開発僧として、瞑想指導者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

33
《kindle》著者の本初読み。タイの僧侶となった日本人である著者がタイ仏教を通じて現代日本の或いは日本人の苦悩に対する対処法、実践法を自己の経験や実例をもとに解説している。タイ仏教はその内容から南伝の上座部仏教と思われ、気づきの実践に重きを置いているようだ。また、認知行動療法と仏教の共通性について心理内科医である熊野医師との対談の中で明らかにしている。昨今流行りのマインドフルネスは宗教色を極力取り払うことで人気を博しているが、本書のように正々堂々と仏教の立場から主張することこそ清々しく心地良い。2020/08/07

西

23
座禅について、時間が過ぎるだけで何も起こらない、時間をムダにしてしまう、という感覚から始められていないけど、座禅をする意味合いが分かったような気がする。常日頃、次々と浮かんでは消えていく感情や気持ちを整理すること、どのようにそれらが起こってきて、自分にはどのような癖があるかを知って対処するためには有効なんだなと思う。いつもムダに反応してしまっているし…。書かれている文書を読むだけで、作者の優しさ、真摯さがわかってくる本だった。2020/01/05

niomoc

5
[★★★★]瞑想のよくある失敗例や、認知行動療法との共通点に関する話題等が新鮮だった。2016/11/14

陽之理

4
開発僧というものや、悟りの先にあるもの、ブッダが悟りを得た後もなお、現世に留まり慈悲に生きたか、その辺りのことが新鮮な気がしました。悟って厭世の隠居を目指すわけではない。2017/03/03

満天

0
★★★★☆2018/04/30

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