内容説明
現代医療が仏教瞑想を取り入れた。心身医療の現場で、そして欧米のIT企業で導入される瞑想の技術「マインドフルネス」とは何か。人文から医療にまたがる4人の専門家に訊く、心と脳の科学の現在。
目次
第1章 ヴィパッサナー瞑想を哲学する―坐禅をへて初期仏教の瞑想を始めた哲学者の真意と思考実験 哲学者 永井均(ヴィパッサナー瞑想への関心;瞑想と「私とは何か?」 ほか)
第2章 マインドフルネスブームと仏教の方法―仏教の伝統が現代に与えたインパクト―マインドフルネスは仏教瞑想を盗んだのか? 初期仏教長老 アルボムッレ・スマナサーラ(精神医療の臨床現場とマインドフルネス;ジョン・カバット‐ジン博士は仏教を隠している? ほか)
第3章 マインドフルネスと脳科学の可能性―最先端の研究から生まれた瞑想の脳科学、そして人間の未来 宗教人類学者 永沢哲(テーラワーダの瞑想とチベット密教の瞑想の違い;ユングの神秘主義とフロイトの科学主義 ほか)
第4章 臨床におけるマインドフルネス―臨床医学の最前線で活用される瞑想の技術と日本の現状 心療内科医 熊野宏昭(心療内科と精神科;行動面にアプローチする心療内科 ほか)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。精神科医として病院での診察に携わるかたわら、豊富な臨床経験を活かし、幅広いジャンルで評論・執筆活動を展開している。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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