サンガ新書
禅マインド ビギナーズ・マインド〈2〉ノット・オールウェイズ・ソー

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  • サイズ 新書判/ページ数 358p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784865640182
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0215

内容説明

一九六〇年代以降の、現代に続くアメリカの精神文化に多大な影響を残した、鈴木俊隆老師。世界的ベストセラーとなった『禅マインド ビギナーズ・マインド』を意識して、残された膨大な法話録をもとに、没後三〇年を経て二〇〇二年に編集された法話集。革命とクリエイティビティの源にある、自由と洞察のスピリット。あらゆるものから自由になるために、そして人生を楽しむために―俊隆師が語った禅の真髄。

目次

第1部 只管打坐:一瞬一瞬を完全に生きる(心の平静さ;自分自身を全面的に表現する ほか)
第2部 空からの手紙(空からの手紙;玄米がちょうどいい ほか)
第3部 禅を修行する(内部から支えられる;直観を開きなさい ほか)
第4部 必ずしもそうであるとは限らない(必ずしもそうであるとは限らない;リアリティの直接的経験 ほか)
第5部 どこにいてもそこに悟りがある(どこにいてもそこに悟りがある;悟りにこだわらないこと ほか)

著者等紹介

鈴木俊隆[スズキシュンリュウ]
1904年生まれ、1971年逝去。神奈川県平塚市の曹洞宗松岩寺に生まれる。12歳で静岡県周智郡森町の蔵雲院の玉潤祖温老師に弟子入り、駒沢大学在学中に蔵雲院住職、1936年に静岡県焼津市の林叟院の住職となる。1959年渡米し、サンフランシスコ桑港寺住職となる。1962年サンフランシスコ禅センターを設立。1967年カリフォルニア州タサハラにアジア以外では最初の禅院である禅心寺を開く。1971年に68歳で禅センターにて逝去

藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県生まれ。現在、曹動宗国際センター所長。東京大学大学院教育心理学専攻博士課程を中退し、曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカのパイオニア・ヴァレー禅堂で禅の指導を行う。近隣の大学や瞑想センターでも講義やワークショップを行う。2005年に帰国。葉山で実験的坐禅会を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

119
すごく考えさせられるものだった!ビギナーズマインド2と書いてあるが1を読まないとわからないものではなかった。私は1を読んだ後に2を読んでみて2の方がしっくりとくるものが多かったような気がした。特にあらゆるものを手放すという言葉である。良い 悪い 得か損かという自分が考え出した価値観でしか物事を見れないときがあるのを自覚していた。あらゆるものを手放すこそ根本的な態度であると書かれていて、自分自身でかけている色眼鏡をはずそうと思った。また鈴木俊隆さんの本を読みたいと思った!2020/01/29

キジネコ

56
此の世界の王様がアナタやワタシだとします。主観者として世界を感じる者の意識において、それは妄想ではありません。デカルトさんは「我思う、故に我在り」て疑うことを通して真理を追いかけたとか…その疑念すらも禅は捨てなさい、「don't think!feel」拘りに捉われず只管感じなさい、心の開放して備えなさい、と諭します。私達は旅する素粒子の集合体に過ぎず、本来宇宙と同体なのだと曹洞禅は私に囁きます。生と死の頸木は一種停滞かも知れない。思うのは余人に非ず。在る、ないの二元論ではなく、只管打座と道元さんが云う。2019/11/30

SOHSA

43
《kindle》前著から引き続いての読了。前著が初心者に向けた入門書ならば本著はそれよりもやや難解であった。本書は七日間にわたる接心での鈴木老師の英語説法を文字に起こし、さらに日本語に翻訳したものであるが、前著との訳者の違いもあり、文章から受ける老師の印象も或いはその語感も多少異なる。しかし、そこで述べられていることに大きな隔たりはなく、終始一貫している。「自分が世界にたった一つの存在であり、他の誰も自分の場所を代わってくれない」人はまさに今、ここに生きるものであることを示したこの一句は私の胸に刺さった。2020/04/17

玖良やまだ

18
曹洞宗の僧がアメリカに渡って、禅を広めた。その禅僧の講話を日本語に訳したもの。かのスティーブ・ジョブズも愛読したという。瞬間湯沸かし器?のような性格を納めるためにも必読だったんだろうね。2020/03/19

文章で飯を食う

14
本当のところは坐らないと分からないのだろう。しかし、読むだけで、なぜか幸せな気分になる。前著も面白かったが、本書も面白い。2017/09/14

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